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日産自、世界戦略クロスオーバー「ジューク」パリで初披露

ジューク
ジューク(写真・日産自動車)
 日産自動車の欧州現地子会社である欧州日産自動車は10日(現地時間10日)、仏パリ郊外のムードンで、世界市場向け新型コンパクトスポーツクロスオーバー「ジューク」を初披露した。日本においては夏ごろに発売予定。

 「ジューク」は、2009年のジュネーブモーターショーで発表されたコンセプトカー「カザーナ」をベースとしたモデルで、コンパクトなボディに、スポーツカーの持つ俊敏さと卓越した操縦安定性、SUVの力強さを併せもつ新しいジャンルのコンパクトスポーツクロスオーバーである。

 独創的で存在感の強いエクステリアは、高いウエストラインを境にして、上部はスポーツカーの流麗さと軽快さ、下部は大きく張り出したフェンダーや大径タイヤなどによってSUVのタフさと力強さを表現している。インテリアは、センターコンソールをモーターバイクの燃料タンクのようなデザインとするなど、走りの楽しさを予感させるコックピットに仕上げている。

 欧州仕様車は、K9Kエンジン(1.5リッターディーゼル)、HR16DEエンジン(1.6リッターガソリン)、新開発のMR16DDTエンジン(1.6 リッター直噴ガソリン+ターボ)の3種類のエンジンをラインアップしている。燃費向上技術として「デュアルインジェクター」を採用したHR16DEエンジンと、新開発の直噴システムとターボチャージャーを搭載したMR16DDTエンジンは低燃費と力強い加速を両立させ、HR16DEエンジン搭載車には副変速機を備えた小型でかつ軽量な新世代XTRONIC CVT(無段変速機)を新設定した。

 K9Kエンジン搭載車とHR16DEエンジン搭載車は2WD、MR16DDTエンジン搭載車には2WDと4WDを設定した。4WDモデルは、走行状態に応じて前後輪と後輪の左右へのトルク配分を最適に制御する新開発のALL MODE 4x4-i(トルクベクトル付)を採用し、さらに優れたハンドリングを実現している。

 また、センタークラスターに装備した車両情報を表示するディスプレイでは、空調や燃費など様々な車両・走行情報を表示するほか、「ノーマル」「スポーツ」「エコ」の3種類のドライブモードに切り替えることができる。ドライバーはモードを切り替えることで、シーンに合わせて色々な走りを楽しむことができる。

 本モデルは日米欧を含むグローバルな市場で販売される予定であり、欧州では2010年10月より発売の予定である。欧州向けは英国サンダーランド工場、日本および米国向けは追浜工場で生産される。


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