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i4iが勝訴、控訴審でもマイクロソフトに

 【トロント(カナダ)22日CNW=共同JBN】米ワシントン特別行政区の連邦巡回控訴裁判所で3人の裁判官からなる裁判は22日、i4i対マイクロソフト社(Microsoft)の控訴に対する判決を下し、2009年8月11日の最終判決での陪審団の評決ならびにすべての事実認定を支持した。この判決は i4iに有利で、マイクロソフト社は1998年にi4iに認められた米国特許番号5787449を故意に侵害したとしていた。

 ロードン・オーエン(Loudon Owen)i4i会長は「今回の控訴栽の判決は下級審の判決を完全に支持したもので、当社としては喜びに堪えない。これはi4iの正当性を認めるものであると同時に特許を侵害されているすべての優秀な発明家のためのときの声でもある」と語った。オーエン氏はさらに「新発明をめざし、百万人といえども我行かんとつき進んでいくためには、精神力や誠実さが必要だが、マイクロソフトのような巨人に対して特許訴訟を起こし勝つためには同じものが必要だ。ダイナミックなリーダーシップ、勇気さらに不屈の精神を発揮してくれたチームの全員に祝辞を送りたい」と述べた。

 i4iの創業者で共同発明者のミッチェル・バルプ氏(Michel Vulpe)は「今回の判決は、当社の訴えが公正で正しいものであり、マイクロソフト社が当社の特許を故意に侵害したことをはっきりと納得できる形で示したものだ」と語り、さらに「i4iは特に法廷が差し止め命令を支持する判決を出したことを喜んでいる。これは小規模な発明家の知的財産権を保護する上で重要なステップになる。当社としては今後も当社の権利を完全かつ強力に守っていくつもりだ。今後、カスタムXMLに興味を持つ顧客は当社にコンタクトするようお願いしたい」と述べた。

 i4iはカナダのトロントに本拠を置く世界的なテクノロジー企業である。i4iとマイクロソフト社の訴訟に関して、裁判所の一部文書がウェブサイト(www.i4ilp.com)で参照可能である。


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