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スカイとオークツリーが再提携、航空機リース事業

【サンフランシスコ、ロサンゼルス15日PRN=共同JBN】スカイ・ホールディング ・カンパニー(Sky Holding Company)とオークツリー・キャピタル・マネジメント社(Oaktree Capital Management, L.P.)は15日、再び各国航空会社の主要な資金供給元になることを目指し、新たな提携関係に入ったことを発表した。スカイ経営チームは1990年代半ば以降、ペガサス航空(Pegasus Aviation)でオークツリーと協力、投資したことがある。2007年に売却するまで、ペガサスを世界最大級の民間航空機のリース会社に育て上げた。オークツリーの管理基金から拠出される5億ドルの新規投資により、スカイはボーイング、エアバス両社の航空機を調達する年間20億ドル超の資金を提供できる。リース戻し条件付き売却取引は2010年第1四半期に開始される。

 「わがチームとオークツリーには、航空産業への投資提携で長い成功の軌跡がある」と語るのはスカイの創業者で最高経営責任者(CEO)のリッチ・ワイリー氏。「提携は1990年代のペガサス創業期に始まり、2004年から07年にかけて6億ドル以上の航空機取引を実行した。本日の発表は、航空会社の成長支援に大きく寄与する立場にあるわれわれの活動と提携の再開を意味している。顧客航空会社と世界的なレンダーネットワークは常に、合同チームの力と信頼性を評価しており、困難な環境でボーイング、エアバス機の調達資金を求める顧客にとって、スカイは数十億ドル規模の新たな資金源になる」と付け加えた。

 オークツリー・キャピタル・マネジメントのアーロン・ベンディクソン氏もこの点を強調、「本日の発表はリッチ・ワイリー氏とそのチームとの長期にわたる提携の再開を示している。スカイの広範な顧客層とレンダーネットワークは、われわれの国際展開と投資能力によって補完される。われわれはともに、航空会社の資金調達ニーズに応えるため迅速に動き、創造性を発揮できる力がある」と述べた。

 スカイはサンフランシスコに本社を置くフルサービスの航空機リース会社。シアトル、マイアミ、ブエノスアイレスに支店があり、2010年に欧州支店が開業する。ペガサス航空で協力した経営チームは、合わせて90年以上の業界経験がある。チームは100億ドルを超える航空機を取得、400機以上を購入、転売し、欧州、アジア、北米で30以上の融資業者、投資銀行と関係を築いてきた。同社マーケティング責任者のトビー・ブライト氏は「困難な市場の中で成長するために、顧客航空会社は燃料効率のいい次世代航空機を必要としている。需要はある。われわれの目標は航空会社が順調に保有航空機群を更新、増加できるように資金を提供することだ。航空機の貸し手の多くが何らかの形で損害を被っているとき、スカイはいかなるレガシー関連問題もなしに世界中の顧客ベースに仕えるつもりだ」と述べた。

 スカイの融資・金融市場グループを監督するスコット・ワイス氏は「われわれは航空機の貸借などの資金調達、リース戻し条件付き売却取引を実行するため、航空会社、メーカー、リース会社との提携で長い成功の歴史がある。スカイとオークツリーには、この部門で再び主役になる強さと創造力がある。この市場では大きな位置を占めなければならず、景気循環の難局を乗り越える専門知識を必要とする」と語った。

 オークツリーは国際的なオルタナティブで非伝統的な一流投資企業。2009年9月30日現在、670億ドル以上の資産を管理している。再建途上企業に対する債権、高利回り転換社債、(発電設備を含む)特殊未公開株式、不動産、新興市場、日本の証券、劣後社債への投資に際し、便宜的で価値重視型、リスク管理型の方法に重点を置いている。オークツリーは1980年代半ばから協力してきた事業主集団が95年に創業した。ロサンゼルスに本社があり現在、世界14都市のオフィスに580人以上の従業員がいる。


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