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米ボーイング「747-8フレイター」エンジン初起動

747-8フレイター
エンジンの起動テストを終えた747-8フレイター(写真・ボーイング)
 エンジンは、米現地時間午前10時前に起動、エンジンを様々な出力状態にしてシステムのテストを実施。4基の「GEnx-2Bエンジン」の起動は、1基目は補助動力装置(APU)を使用し、他の3基は、1基目の動力を利用して起動させるクロスブリード機能が使われた。

 基本的なシステムチェックは、テストを通して実施。エンジンは出力停止後にも検査を行ない、技術的な結果分析後、再スタートしてテストを繰り返す。今回は、エンジンの振動テストも実施し、全機能の検証のためにエンジン停止までの状況もモニターした。

 GEアビエーションのGEnxプログラム担当ゼネラル・マネージャーであるトムブリスケン氏は「今回の成功はGEnx-2Bチームにとっても大きなステップであり、このエンジンが、地上でのテストやフライトテストで示された高い性能値を出し続けることを期待」と述べた。

 GEnx-2Bは747-8型機用のエンジンで、燃料効率性の向上、排ガス量の減少、騒音の軽減、運航コストに削減など、多くの利点を運航会社に提供する。


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