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日鉄住金建材、第二京阪道路に新型遮音壁が採用

日鉄住金建材
前背面分離型支柱隠蔽式遮音壁の施工例(日鉄住金建材)
 新日鉄グループの日鉄住金建材は8日、来年3月開通予定の第二京阪道路に、中日本高速道路および西日本高速道路と共同開発した新型遮音壁「前背面分離型支柱隠蔽式遮音壁」が採用され、本格的に納入を開始したと発表した。

 同遮音壁は、遮音パネルを前面と背面に分離し側面材を小さくしたことで、従来パネルの55%~75%に軽量化することができた。また、これまではクレーンなどの重機を使い支柱上部から落とし込んで施工する方法から、支柱にボルトで固定する方法となったため、作業者による施工が可能になったほか、事故復旧の際、損傷部のパネルのみの取替えが可能となり、メンテナンスも容易になった。

 また外観も改良され、これまでの表面板は、ルーバー加工した金属面のため太陽光の反射によるギラツキがあり、ドライバーの視界を奪いストレスとなっていたが、道路側の表面板に大きなパンチング加工を施し、ほとんど反射が気にならないようになった。背面板には、新日鉄の高耐食性めっき鋼板「スーパーダイマ」に防汚機能を付加した「防汚ふっ素塗装鋼板」を使用したことで、美観を長期に亘り維持できるようにした。

 同遮音壁は、第二京阪道路(発注者・西日本高速道路)の「寝屋川地区(4.3km)」「門真地区(4.1km)」2工区の両側に約4万8000平方メートルを納入される予定。


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