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日産自、新型「フーガ」発売、2.5L車エコカー減税対象

フーガ
フーガ370GT(写真・日産自動車)
 日産自動車は19日、高級セダン新型「フーガ」を発売した。初代の持つ特長を継承しながら、多くの新技術を採用し、セダンの本質的な魅力である「走・美・快」の最高峰を創り出すことで、日産のフラッグシップとなる高級セダンとして開発した。最低価格は399万円とし、月間の販売目標は800台を計画。

 エクステリアは、FR(後輪駆動)車ならではの踏ん張り感のある美しいプロポーションとした。インテリアは、柔らかいセミアニリン本革や銀粉をコーティングすることにより、華やかさを際立たせた本木目などを採用し、質感の高い新鮮な華やかさを追求するとともに、自然なそよ風を再現し、リラックス効果が期待できるアロマディフューザーなどにより、森の中にいるような空間を演出する「フォレストエアコン」を装備し、心地のよい室内空間を実現している。

 また、より滑らかで安定感のあるコーナリングを実現する「コーナリングスタビリティーアシスト機能」など、意のままに操れる爽快な走りを実現する先進技術と、SKYプロジェクトの成果を実用化した見通しの悪い交差点における「安全運転支援機能」をはじめとした多彩な安全技術を搭載している。

 エンジンは、3.7L車には、VVEL(バルブ作動角・リフト量連動可変システム)を採用した「VQ37VHR」エンジン(最高出力:245kW(333PS)/7000rpm、最大トルク:363N・m(37.0kgfm)/5200rpm)を搭載。鋭いレスポンスと高出力、高トルクにより、意のままの加速を実現すると同時に実用燃費の向上と排出ガスのクリーン化も実現。

 2.5L車には、「VQ25HR」エンジン(最高出力:165kW(225PS)/6400rpm、最大トルク:258N・m(26.3kgfm)/4800rpm)を搭載。シャープな吹け上がりと加速を実現しながらも、クラストップレベルの燃費を達成。

 ミッションは、マニュアルモード付7速オートマチックトランスミッションを採用。ナビゲーションやレーダーからの情報をもとに、カーブ、交差点、前車との距離など、走行環境に応じて変速タイミングとロックアップ領域を最適化。燃料カット頻度を増加させ、エコドライブをアシストするナビ・レーダー協調制御を新採用した。(前車との距離に応じたレーダー制御は、インテリジェントクルーズコントロール搭載車に適用)。また2速以上のすべてのギヤでロックアップ領域を大幅に拡大し、燃費の向上と加速時のダイレクト感を追求し、アイドリング中のムダな燃料消費を抑えるN(ニュートラル)アイドル機能も採用。

 燃費向上のための情報を足の裏からドライバーに伝える「ECOペダル」や、車両が燃費を向上させる制御を行う「ECOモード」を設定するなど、様々な環境技術を投入した。なお、2.5L車は「環境対応車普及促進税制」による減税措置に適合し、自動車取得税と自動車重量税が75%あるいは50%減税される。


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