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三洋電機、太陽電池用部材の米国新工場が稼動

 三洋電機が米オレゴン州に設立した、太陽電池用シリコンインゴット及びウエハの製造会社である三洋ソーラー(オレゴン)が、本格生産に向け稼動を開始した。今後、設備の立ち上げを進め、2010年4月に年間70メガワットのフル生産を目指す。

 三洋電機は、拡大する太陽電池の世界市場への対応と、材料からモジュールまでの一貫生産による安定調達、コスト競争力強化のため、太陽電池用シリコンインゴット・ウエハの増産を目的に年間70メガワットを生産する三洋ソーラーを設立した。フル生産が始まれば、現在操業中の三洋ソーラー(USA=カリフォルニア州)と合わせ、年間100メガワット規模に拡大する。

 また、グリーンニューディール政策により、市場の拡大が見込まれる北米市場に向けてもHIT太陽電池モジュールの増産を図った。2003年8月に生産を開始した三洋エナジー(メキシコ=モンテレー工場)において、生産増強のため2008年12月に新工場の稼動を開始し、生産能力50メガワット体制を確立している。

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