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携帯ソリューション・プロバイダー、Neusoftが買収

 【瀋陽(中国)1日PRN=共同JBN】東軟集団有限公司(Neusoft Corporation、以下は「Neusoft」と略称、600718.SH)は1日、フィンランドのソフトウエア会社セスカ・グループ社(Sesca Group Ltd.)から、同社の子会社であるセスカ・モバイル・ソフトウエア社(Sesca Mobile Software Oy)、アルミタス社(Almitas Oy)、ならびにルーマニアのセスカ・テクノロジーズ社(Sesca Technologies SRL)の3社を買収する契約を締結したと発表した。上記3社は現在モバイルソフトウエア開発およびテスト事業を展開しており、今後はNeusoftの傘下で、グローバル・モバイルソリューション業務を展開することとなる。これでNeusoftの欧州従業員は約250人に上る見通しである。

 今回の買収は中国政府の審査を経て、2009年秋に完了すると見込まれる。買収の総価値は現時点では公表されていない。

 Neusoftはここ数年、モバイルソリューション事業における能力を強化しており、当該分野向けのエンジニアは1200人を超える。主な取引先はノキア、チャイナモバイル(中国移動通信)のほか、一部の日本、米国のモバイルメーカーを含む。今回の買収を通じて、ハイエンドの優秀な人材及び顧客の獲得を図り、世界的なプロダクトエンジニアリング分野のリーダーとしての役割を強めていく方針である。

 Neusoft代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)の劉積仁博士は「今回の買収を通じて、自社のモバイルソフトウエア開発とテストの能力をさらに強化することができ、大変嬉しく思う。セスカの技術能力は世界一流であり、両社の業務統合を通じ、当該分野での世界的なリーディニグカンパニーを目指していきたい」と述べた。

 セスカのジャルモ・レイノ代表取締役会長は「Neusoftはセスカのモバイルソフトウエア開発およびテスト事業を買収することにより、より多くのハイレベルな人材を獲得することができ、ユーザーに対してもより多くの価値を提供することができる。両社は今後その他の業務分野での提携も展望している」と語った。

 ▽Neusoftについて
 中国最大のITソリューション・サービスプロバイダーであり、最大のオフショアソフトウエア・アウトソーシングプロバイダーである。詳細はこちらのサイトwww.neusoft.com/jp/を参照。

 ▽セスカ(Sesca)について
 フィンランドのセスカ・グループは主にエネルギー生産、加工、情報通信技術産業に向けて設備、制御システム、情報通信技術システムを提供している。同グループは本社をフィンランドのバーサに置いている。詳細はこちらのサイトwww.sesca.comを参照。


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