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丸紅が北米風力発電事業に参入、米OCES社を買収

 丸紅が北米風力発電事業に参入する―。丸紅が米カリフォルニア州の風力発電、オーククリークエナジーシステムズ社(=OCES社)の第三者割当増資2150万ドル(約24億円)を引き受け、持ち株比率56・3%の132万株を取得して子会社化する。すでに同州の許可を取得し、先月30日の同社株主総会にて承認されている。

 原油の高騰や環境問題を受け世界的に自然エネルギーへの需要が高まりをみせるなか、丸紅が米カリフォルニア州の風力発電大手、OCES社を買収し北米風力発電事業に本格参入する。OCES社は1982年から米カリフォルニア州、テハチャピ地域で20年以上にわたり風力発電事業の開発、建設、オペレーションを行っており、現在の稼働資産は3万4500キロワット。開発案件はカリフォルニア州、ネバダ州、テキサス州など約500万キロワットにおよぶ。

 米国では風力発電の導入が年率25%の伸びをみせており、同州にいたっては2010年には電力需要の20%を風力発電などの再生可能エネルギーでまかなう方針を掲げている。海外電力事業を中核に掲げ、世界20カ国1863万キロワットの発電容量を保有する丸紅にとって、競争激化の風力発電において重要な要所を押さえたかたちだ。


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