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米コグニザントがインベンシスと提携

 【ティーネック(米ニュージャージー州)、ハイデラバード(インド)17日PRN=共同JBN】コンサルティング、技術、ビジネスプロセス・アウトソーシングサービスの大手プロバイダーであるコグニザント(ナスダック:CTSH)は17日、世界的な製品の研究開発でインベンシス・オペレーションズ・マネジメント社と提携したと発表した。インベンシス社はプロセス・製造産業に技術システム、ソフトウエア・ソリューション、コンサルティングサービスを提供する大手プロバイダーである。

 コグニザントはこの提携の一環として、インベンシス・オペレーションズ・マネジメント社と5年間、数百万ドルに上る契約に署名した。この契約はインベンシス社の製品スイートを増強、維持し、同社のグローバルな製品研究開発プロセスでより一層の事業効率、スケーラビリティ、一貫性、費用対効果をもたらすためである。この目標達成のためインベンシス・オペレーションズ・マネジメント社の400人以上の専門職に現在のハイデラバード研究開発センターからコグニザントへ異動するよう提案される。

 今回の提携によってコグニザントは製造産業におけるプレゼンスが強化され、顧客に対するエンドツーエンドのサービス供給能力が強化される。これによってコグニザントは顧客ベースを製品ライフサイクル管理(PLM)、製造工程管理(MOM)、設備資産管理(EAM)に関するサービスおよび商品を提供することで、顧客ベースを個別生産形態、プロセス製造業、エネルギー、公共事業、製薬業、消費者製品セグメントに一層拡大できる。これらの商品は、コグニザントが持っている証明済みの現地および産業に特化した技能を提供するためのグローバル・デリバリー・モデルと世界中でのプレゼンスを活用して、製品設計・開発、工業用オートメーション・制御、設備資産信頼性エンジニアリングの分野でのグローバルなエンジニアリング・サービスを通じてサポートされる。

 インベンシス・オペレーションズ・マネジメント社のスディプタ・バッタチャリヤ最高経営責任者(CEO)兼社長は「今回の提携は重要な意味がある。製造技術市場は、企業が製造情報にリアルタイムでアクセスし行動を取れるようプラントフロア・アプリケーションをシームレスに手直しして企業アプリケーションの採用へと移動する変曲点にある。このリアルタイム製造工程実施の世界と取引ベースの企業世界の交差点では大きな革新的出来事が起きている。われわれは市場がエンジニアリング・サービスと製造工程ソリューションの次の世代がどこに向かっているかについてコグニザントが同じ考えを持つパートナーであり、この考えを実現するために共同した製品開発、ソフトウエア・エンジニアリング能力とコグニザント2・0のような先端的ツールをもたらすパートナーであることを知った。われわれは両社が持っているそれぞれの強みから学ぶことができると期待している」と語った。

 コグニザントのフランシスコ・デスーザ社長兼最高経営責任者(CEO)は「インベンシス・オペレーションズ・マネジメント社と提携できてうれしい。またハイデラバードの高い能力を持ち経験豊かな専門職が当社に加わるのを歓迎する。コグニザントはこれらの能力ある人たちをてことしてインベンシス・オペレーションズ・マネジメント社と協力していくことを約束しており、われわれはこの能力を当社の世界一流のコンサルティング、企業統合、サービス基盤のアーキテクチャー、ビジネスインテリジェンス、サプライチェーン、製品ライフサイクル管理能力に加えることによって、製品供給を革新し増強するインベンシス社の能力を大幅に高めるものと確信している。この重層的な関係は、インベンシス・オペレーションズ・マネジメント社が提供する専門知識と相まって、製造業分野での両社のリーダーシップを強化する助けとなり、エンジニアリング・サービスでの対応可能範囲を拡大し、われわれが持っている垂直分野の多くでさらに成長を加速し、引き続き方向性を示すリーダーシップを誇示していくことになる。われわれはこのような協同的な革新が将来の波であると考えており、この関係を通じて生じる可能性に胸を躍らせている」と述べた。

 ▽インベンシス・オペレーションズ・マネジメント社について
 インベンシス・オペレーションズ・マネジメント社はインベンシス社の一部門で、世界の製造業、インフラ産業に対するオートメーション・情報技術、システム、ソフトウエア・ソリューション、サービス、コンサルティングの大手プロバイダーである。同社の本社は米テキサス州プラノにあり、同社のソリューションは世界の4万以上のクライアントの20万以上のプラント、施設で使用されている。ソリューションにはクライアントが資産の安全性、効率、生産性、持続可能性、収益性を設計、運営、管理するのを助ける制御・測定機器、クリティカルな安全・分散管理システム、多種のリアルタイム工程管理ソフトウエア、専門家サービスが含まれている。

 インベンシス社の顧客には世界で最も重要な産業組織のいくつかが含まれる。それらの組織は大型精油所、化学・ガス・LNG・電力・製薬・鉱物の製造業、食品・飲料企業、金属・炭鉱企業、水道・浄水施設、パルプ・製紙工場である。同社のソリューションはまた工業用プラント・施設の安全で効率的運営と連動して大幅なコスト面の利点を実現している。

 インベンシス・オペレーションズ・マネジメント社の提供商品は著名な工業ブランド名で届けられており、それにはアクション・インスツルメンツ(Action Instruments)、ArchestrA、アバンティス(Avantis)、バーバー・コルマン(Barber-Colman)、チェッセル(Chessell)、コンチネンタル(Continetal)、ユーロサーム(Eurotherm)、フォックスボロ(Foxboro)、IMServ、インフュージョン(InFusion)、SimSci-Esscor、トライコネックス(Triconex)、ワンダーウエア(Wonderware)が含まれる。同社従業員は約9000人。同社のグローバル・パートナー・エコシステムは、クライアントが不可欠なデータを引き出し、素早いよりより決定を下し、工場現場と幹部のオフィスまでの運営を同調させ、事業目的のため生産目標を調整できるようリアルタイムでシステムと企業を通じて協業するのを援助するためこれら製品とサービスを統合している。インベンシス・オペレーションズ・マネジメント社の詳細は www.invensys.comを参照。

 インベシス社(Invesys plc)(www.invesysy.com)の本社はロンドンで、ロンドン証券取引所(ISYS.L)に上場されている。60カ国で約25万人を雇用している。

 ▽コグニザント社について
 コグニザント社(ナスダック:CTSH)は、情報技術(IT)、コンサルティング、ビジネスプロセス・アウトソーシング・サービスの有力プロバイダーである。フォーチュン誌で世界の最も賞賛される企業の1社と認められているコグニザント社のひたむきな情熱は、クライアントのビジネスをより強固なものにするため、われわれのグローバルなテクノロジー、革新的ノウハウ、業界専門知識、世界的リソースをすべて活用してクライアントと協力することである。同社は2009年3月31日現在、50以上のグローバル・デリバリーセンターに6万3700人余りの従業員を擁し、顧客に満足してもらうという明白な社風を持ったユニークなオンサイト/オフショアのデリバリーモデルを結集している。同社はNASDAQ-100指数、S&P500指数のメンバーであり、フォーブスのグローバル2000社とフォーチュン1000社のメンバーにランクされ、ビジネスウィーク誌の「最速成長企業」、「トップ50パフォーマー」などのトップ情報技術企業中にランクされている。詳細はwww.cognizant.comを参照。


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