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パナソニックの新型バッテリー、アクセラ等に採用

 パナソニックとパナソニック・ストレージバッテリーは15日、両者開発のアイドリングストップ車用バッテリー「N-55」タイプが、マツダの新型アクセラ、ビアンテに搭載されるアイドリングストップ機構「i-stop(アイ・ストップ)」に採用されたことを発表した。

 新型アクセラに搭載され話題を集めているアイ・ストップは、アイドリング時におけるエンジンの停止・始動を自動で行うシステム。通常の公道では運転時間の3分の1が停車時間であるとされ、同システムの利用で燃費性能が格段と上がる。しかし、エンジン停止中のエアコン、カーナビ等の電力負荷はバッテリーの電力から供給されるため、バッテリーは一般車両の始動用に比べ、頻繁かつ高負荷放電の繰り返しに耐える長寿命特性と、優れた充電受入性が求められた。

 今回開発したバッテリーは、従来の始動用バッテリーとは異なる内部構成の新規設計を行い、同車独自の薄型極板技術等の採用によって、大幅な内部抵抗の低減を図り、優れた充電受入性と耐久性を有する。これにより、頻繁かつ高負荷放電の繰り返しで使用されるアイドリングストップ車用への対応を可能とし、結果、アクセラでは約15%(前モデル比)、ビアンテでは約7%(前モデル比)の燃費改善に大きく寄与している。

 同社では既に、アイドリングストップ車用として「M-42」タイプのバッテリーを生産販売しており、今回開発した「N-55」タイプは、同社独自の高回生・長寿命技術を展開し、新しいタイプをラインアップしたもの。


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