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ヌベラがH-E-Bに、水素スタンド・燃料電池など販売

 【ビレリカ(米マサチューセッツ州)11日PRN=共同JBN】ヌベラ・フュエルセルズ社は11日、米テキサス州サンアントニオにある小売業大手のH-E-Bに対して、水素発生システムと水素補給スタンドの一式とともに14基の燃料電池システム「パワーエッジ」(PowerEdge商標)を販売したと発表した。この燃料電池ユニットはH-E-B流通センター業務に使われるクラス2フォークリフトの燃料源となる。出荷は今年9月の予定。一部の調達資金は米エネルギー省の水素・燃料電池市場転換活動から拠出される。

 H-E-Bとの提携関係は材料処理施設に対する全面的な電力ソリューションで構成されており、リーチタイプのフォークリフト向け燃料電池ハイブリッド「パワーエッジ」システムと水素発生システム「パワータップ」(PowerTap)と水素補給スタンドが含まれる。このユニットはサンアントニオ食品流通センター(PDC)で使用され、H-E-Bはライフサイクルコスト見積もり、生産性利得、トータルパワーソリューション(TPS)の環境への利点を評価することができる。

 H-E-Bの車両保守担当ディレクターであるボビー・グリーン氏は「われわれはヌベラとの提携関係を非常に喜んでいる。当社はクリーンエネルギー技術の利用でリーダーになることにコミットしており、水素と燃料電池が温室ガス排出を削減する大きな可能性を提供してくれるのと同時に、当社の生産性の向上にもつながると信じている」と語った。

 ヌベラ・フュエルセルズのロベルト・コルダロ最高経営責任者(CEO)は「今回の設備導入は、フォークリフト向け燃料電池と環境コミットメントにおけるH-E-Bの確信を表している。ヌベラはこのように優れた企業と協力することを喜び、その流通ネットワーク全体で燃料電池の採用を考慮しているH-E-Bと計画を進めたいと期待している。われわれはまた米連邦政府が提供する支援に感謝している。それは市場導入の初期段階で期待されるクリーンエネルギー技術のコスト高を克服する助けになる」と語った。

 材料処理に対するトータルパワーソリューション(TPS)は、フォークリフトに使う標準的な鉛酸蓄電池に取って代わる燃料電池ハイブリッドシステムであるパワーエッジ、施設内での燃料再補給ができる費用対効果のある水素発生器と水素補給スタンドのパワータップを備えている。パワータップは連邦政府のインセンティブと資本、運用、保守の全コストを含めて、平均的な全国的公共利用料金に基づいて1キログラム当たり6米ドルのコストで水素を製造する。

 H-E-Bは年商150億ドル余りで、テキサス州とメキシコに300を超えるストアを経営している。H-E-Bはイノベーションとコミュニティーサービスで知られ、2005年には創立100周年を祝った。H-E-Bは生鮮食品、質の高い製品、コンビニエント・サービスで評判であり、毎日低価格の商品提供で最高の顧客体験を提供するよう努力している。H-E-Bはサンアントニオに本社があり、7万余りにパートナーと契約して、150地域余りのコミュニティーにある数百万の顧客にサービスを提供している。

 詳しい情報はwww.heb.comを参照。

 ヌベラ・フュエルセルズ(Nuvera Fuel Cells)は、エンドユーザーとOEM各社双方に対して燃料電池システムと燃料処理システムと開発しているグローバルリーダーである。ヌベラは自動車と輸送向け各種アプリケーションに対する電力システム開発をさらに進めることに加えて、工業用車両と機器向けにクリーンで安全かつ効率的な製品を供給する。


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