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独RWEとアプコア、将来の電気自動車充電で提携

 【エッセン(ドイツ)10日PRN=共同JBN】ドイツの有力公益事業体RWEグループと欧州最大の駐車場経営会社アプコア・オートパーキング(APCOA Autoparking GmbH)はエレクトリックモビリティー(電気移動性)の分野で提携関係を進めている。両社は公的にアクセス可能な駐車区域で電気自動車の充電地点を共同で展開しようとしている。これによりドライバーは例えばショッピングの最中に電気自動車の再充電が可能になるため非常に便利だ。

 当初の段階ではRWEの充電地点はアレクサンダー広場やブランデンブルク門などベルリンの中心地にある20のアプコア駐車施設に設けられる。

 その後、次の段階ではRWEの充電地点インフラはハンブルク、デュッセルドルフ、フランクフルト、シュツットガルト、ミュンヘンなど他の大都市の駐車場に拡大される。

 アプコア・オートパーキングのマネジングディレクターであるトマス・ファイス氏は「電気自動車は将来の移動で重要な役割を果たす。アプコアは目的を持って将来のガソリンスタンドに投資を行い顧客に先駆的なサービスを提供している」と語った。

 この戦略的提携によりRWE社(RWE AG)社は電気自動車の完全なガソリンスタンド全国ネットワークを展開するという目的をさらに一歩進めた。RWEでエレクトリックモビリティーを担当するキャロリン・ライヘルト氏は「われわれは当社の充電地点に必要なインフラを構築するため、駐車場運営で欧州の市場リーダーをパートナーにしたことを喜んでいる。両社協力して、一般の人々が自動車の再充電をするのはもうすぐ非常に簡単なことになると消費者に実証したい」と語った。

 充電地点はRWEとダイムラーの「イーモビリティー(e-mobility)」合同パイロットプロジェクトによりベルリンに設定される。RWE社は500の充電地点を設け100台の電気スマート・カーを用意し、公共の充電インフラがどのように機能するかのテストを行い、またユーザーの運転態度を検証する。世界最大のこれらプロジェクトはイーモビリティーがどのように町中に展開されるかを2012年までに解明するだろう。

 ▽アプコア(APCOA)について
 アプコアは欧州最大の駐車場運営企業で、施設のオーナーに完全な駐車サービスパッケージを提供する。これにはリース契約または管理契約に基づく駐車施設の運営が含まれる。アプコア・グループは現在、欧州18カ国の5400カ所余りで約120万の個別駐車スペースを管理している。

 ▽RWEについて
 RWEグループは欧州の5大エネルギー事業体のひとつである。RWEは1400万以上の顧客に電気を、600万の顧客に天然ガスを供給している。2008年の売上高は490億ユーロ。イーモビリティーはRWEの戦略的イノベーション領域である。


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