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住友電工、日新電機株、トヨクニ電線株を公開買い付け

 住友電気工業は5日、日新電機、トヨクニ電線の株式を公開買付けにより取得することを発表した。この公開買い付けで日新電機を連結子会社、トヨクニ電線を完全子会社化し、通信改革・拡大における電線、ケーブル事業の取り巻く環境に対抗していくねらい。

 住友電気工業は連結子会社東海ゴム工業と合わせ、日新電機の発行済株式総数の3499万1175株(32・45%)を保有し、持分法適用関連会社化しているが今回の公開買い付けで連結子会社化させる。一方、トヨクニ電線の発行済株式総数の335万1694株(55・86%)を完全子会社SEIビジネスクリエイツと合わせ保有し、連結子会社化しているが、今回の公開買い付けで全株式を取得し完全子会社化する。

 日新電機は電力用コンデンサをはじめ受変電設備、調相設備、制御システム等の電力機器事業および半導体製造用イオン注入装置、電子線照射装置、薄膜コーティング等のビーム・真空応用装置事業を主たる事業として展開しており、電力用コンデンサでリーディング・カンパニーとして確固たる地位を築いている。

 トヨクニ電線は住友電気工業との提携で光通信ケーブル製品、光ネットワーク部品を含む光機器製品、および住宅・ビル配線システム製品等の製造、販売で地位を確立している。

 住友電気工業は電線・ケーブルの製造技術を根幹とする独創的な研究開発を通じて様々な新技術、新製品を提供しているが、海外におけるFTTH サービスの拡大、国内では次世代ネットワーク(NGN)構築の進展や原材料高騰など、ネットワーク拡大と競争激化に対抗するため、両社の株式を取得することで電線・ケーブル事業において連携を強化する。


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