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GDP1―3月期、戦後最悪の15.2%減

 内閣府が20日発表した2009年1―3月期の国内総生産(GDP)速報値によると、物価変動を除いた実質GDP(季節調整済)成長率は前期比4.0%減、年率換算で15.2%減となり、戦後最大の減少率を記録した。08年度の実質GDPも前期比3.5%減と戦後最悪を更新した。

 名目成長率は前期比2.9%減。年率換算では10.9%減だった。実質は国内需要(内需)は同比2.6%減、財貨・サービスの純輸出(輸出―輸入)が同比1.4%減。名目では内需が3.1%減、輸出―輸入が0.2%増となった。

 08年度の実質GDPも前期比3.5%減、名目成長率は同比3.7%減だった。デフレーターの動向としては、GDPデフレーターが0.3%減、国内需要デフレーターが0.5%増となった。内外需別では実質の内需が2.2%減、外需が1.2%減、名目は内需が1.8%減、外需が1.9%減だった。

 民間最終消費支出は、実質1.1%減(10―12月期は0.8%減)、名目1.7%減(10―12月期は1.5%減)となった。そのうち、家計最終消費支出は、実質1.1%減(10―12月期は0.8%減)、名目1.8%減(10―12月期は1.6%減)となった。家計最終消費支出(除く持ち家の帰属家賃)は、実質1.4%減(10―12月期は1.0%減)、名目2.1%減(10―12月期は1.9%減)となった。

 民間住宅実質は、前期比5.4%減(10―12月期は5.5%減)、名目は6.8%減(10―12月期は3.9%減)となった。民間企業設備は、実質10.4%減(10―12月期は6.7%減)、名目11.2%減(10―12月期は7.1%減)となった。民間在庫品増加の成長率への寄与度は、実質0.3%減(10―12月期の寄与度は0.5%)、名目0.2%減(10―12月期の寄与度は0.5%)となった。


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