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福島第一原発1号機停止、原因はナットの締め付け不十分

 起動操作中だった福島第一原子力発電所1号機において2月25日に、原子炉内の圧力が高まり手動停止した問題で、東京電力は14日、トラブルの原因と対策を発表した。ゆるみ防止用ナットの締めつけが十分でなかったことから、タービンバイパス弁連結部のねじ込み部のねじ山が摩耗によりつぶれ、連結部が外れたことが原因だという。

 このことによりタービンバイパス弁が開閉できずに原子炉の圧力が高まり、警報が発生。原因調査を行うため原子炉を手動で停止した。

 今回のトラブルとなった連結部は20箇所あり、今回の調査で当該連結部の他にも1箇所のねじ込み部のねじ山に軽微な摩耗が確認された。

 対策として、当該連結部を新品と交換するとともに、当該連結部を固定するゆるみ防止用ナットを確実に締め付けた。また今後は、定期的に分解点検を行い、その際連結部を固定するゆるみ防止用ナットの締めつけ状態を管理するという。


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