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中国開発銀行が150億ドルの信用枠、通信事業強化で中興通迅に

 【深せん(中国)20日PRN=共同JBN】中国の通信機器・ネットワークソリューションの有力グローバルプロバイダーである中興通迅(ZTEコーポレーション、H株株式コード:0763・HK、A株株式コード:000063・SZ)は20日、中国開発銀行と「金融会社開発協定」を締結して戦略的提携関係に入ったと発表した。この提携関係は、両社がこれまで進めてきた揺るぎない関係を一層強化する。

 両社は協定の下で緊密に協力して、海外市場への進出拡大を含めて投資および金融プラットフォームを確立する。5年間の協力枠組み協定によると、中国開発銀行は中興通迅の海外金融プロジェクトと信用限度を含めて、同社に150億米ドルの貸付限度額を供給する。両社は現在、金融プロジェクトに関する特定の条件と手続き、ビジネス協力の有効な進め方の作成で協議中である。

 世界の有力通信事業者は現在、市場の要求に応えるため3Gなど次世代通信技術を開発する大きな圧力を受けている。しかし、現在の世界的金融危機に照らして、欧州、米国を拠点とする主要なほとんどすべての金融機関は、不適切な流動性や(貸し渋りなど)信用規制などの問題に対処する方法を見いだそうと努力している。中国開発銀行が世界の通信産業に対してバランスシートとともに強力な金融と信用能力を保有し、さらに積極的な展望を見いだすことで優位に立つ根拠がそこにある。

 中国開発銀行は中興通迅が世界の通信産業における立場をさらに強化し、高めることで、世界の一流通信事業者の格付けに参入できるよう支援することを約束している。中国開発銀行は中国5位の商業銀行である。同行の資産総額は2008年に2兆8900億人民元で、不良債権比率は1%以内である。同行はまた輸出信用の分野でも他行より優位な立場を保持している。

 中興通迅はこのような厳しい時期にあって中国開発銀行との協力関係を強化することによって、世界の通信事業者との提携を強化する同行の支援になると信じている。中興通迅は強力な財務能力を持っており、市場範囲を広げ新しい技術を展開する両輪の努力を通じて、潜在的なビジネスチャンスを有利に展開することができる。これによって同社は市場競争力を強化し、最終的に相互利益の立場を実現する支えになる。

 中興通迅は世界的な経済危機にもかかわらず、積極的かつ賢明な市場戦略を採用して、着実に業界での立場を高めてきた。同社は19日、2008年の売上高が約442億9300万人民元(約63億8800万米ドル)だったと発表したが、これは2007年に対して27・37%増となる。同社は中国3大通信事業者による3G入札指し値で、約66万の3G搬送周波数の展開で地域全市場の約30%を取得し、中国における3G産業の明白なリーダーとしての立場を固めている。


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