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高精細テレビ出荷が史上最高、ビジオ社の08年第4四半期

 【アーバイン(米カリフォルニア州)19日PRN=共同JBN】米国の高精細テレビ(HDTV)家電企業であるビジオ社(VIZIO Inc.)は19日、米市場調査会社アイサプライ(iSuppli)の暫定速報値による同社の2008年第4四半期の売上高が米国内の薄型HDTVの全出荷量の15%を占め、HDTV出荷で第2位になったと発表した(注1)。競争相手は値引きと販売促進策で市場シェアを最大限拡大しようと努めたが、アイサプライによるとビジオはそれでも四半期として同社史上最高となる123万8840台(注2)を出荷して四半期のFPTV販売で前年同期比15%増を記録した。

 ビジオ社の共同創設者で販売・マーケティングコミュニケーション担当のレイニー・ニューサム副社長は「ビジオ製品の需要がこれほど旺盛だったことはかつてなかった。強力な競争相手が値下げをする(そしてそのプロセスで数百万ドル失う)時でさえも、米国の消費者はビジオが好ましい家電製品ブランドであると明確に認識している」と語った。

 ディスプレー市場の調査・コンサルティングの大手企業ディスプレーサーチの北米TV市場調査ディレクターであるポール・ガニオン氏は「ディスプレーサーチの出荷追跡調査によると、ビジオは08年第4四半期に薄型テレビで前年同期比53%増を記録し、基本的に米国市場のみでの活動だが全薄型テレビの台数で第5位から3位にランクを上げた。われわれは消費者が2009年には自分たちが支払う金銭の最大限の対価を求めるようになると予想しており、これはビジオの高級路線XVTシリーズを含めビジオの製品戦略と合致するものである」と語った。

 小売環境が厳しい状況でも、ビジオは休日(11月24日―12月31日の期間)販売台数を大幅に伸ばし、2007年水準に対し販売目標を52%上回った。重要な小売パートナーからの需要が増えたためビジオの販売の勢いは2009年第1四半期末まで続いた。

 アイサプライ主席アナリストのリディ・パテル氏は「われわれの当初分析によれば、現在の景気低迷にもかかわらずビジオは重要な第4四半期に米薄型テレビ市場で第2位の座に就いた。消費支出が減少し、すべてのテレビメーカーにとって現在の販売環境が厳しいのは明白だ。こうした困難な時期に市場ポジションを維持し成長を達成するのは、大きな成果だ」と語った。

 米調査会社クイクセル・リサーチのタマリン・プラット氏は「クイクセルの四半期報告書によると、ビジオは台数販売を促進する機種を提供して既に信じられないほどの成功を収めている。同社ブランドは米国薄型テレビ市場のベストセラートップ5に常に入っている。この四半期もこれまでと変わらず、同ブランドのVW32LとVW22Lの2機種は台数販売でそれぞれ第1位と第5位だった。より小型でより高機能の製品に成長し、一方で価格設定を維持することは、休日期間中に市場シェアの拡大でそのブランドとパートナーに報いた」と語った。

 ビジオ社の共同創設者で販売・マーケティングコミュニケーション担当のレイニー・ニューサム副社長は「われわれは2009年に大いに期待している。高精細テレビ以外の多くの分野にも高品質エレクトロニクス製品を割引価格で提供するというビジオの原則を適用するつもりだ」と語った。

注1:アイサプライ・リサーチ2008年第4四半期FPTV報告暫定速報値
注2:ディスプレーサーチ・リサーチ2008年第4四半期

 ▽ビジオについて
 「ビジョンがバリューと合致する」ビジオ社は米カリフォルニア州アーバインに本社を置く米国のHDTV企業である。ビジオ社は2007年北米で最も売れた薄型パネルテレビのブランドとしてトップに躍り出て、10年ぶりに初めて米国のテレビ販売の主要分野をリードする米国のブランドとなった。ビジオ社は実用的な革新を通じた価値で機能豊富な薄型テレビを市場に投入することにコミットしている。ビジオ社は新型XVTシリーズを含むさまざまな受賞歴のあるプラズマとLCD高精細テレビを提供している。ビジオ社の製品はコストコ・ホールセール、サムズクラブ、シアーズ、ウォールマート、ターゲット、BJズ・ホールセールその他の小売店と認定オンライン・パートナーを通じて全米で購入できる。ビジオ社はコンピューターズ・アンド・エレクトロニクスのトップ500社、グッドハウスキーピングのベスト・ビッグスクリーン、CNETの休日の贈り物トップ10、PCワールドのベストバイなど数多くの賞を受賞している。詳細は電話888-VIZIOCEもしくはwww.VIZIO.comを参照。

 The V, VIZIO, Where Vision Meets Valueの名称、句、シンボルはVIZIO Inc.の商標もしくは登録商標である。その他の商標はそれぞれの所有者の財産の可能性がある。


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