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エアバス、中国の航空3社と共同で複合材部品製造センター設立

 エアバスは1月30日、中国のルビン航空機工業集団有限公司、哈飛航空工業有限公司、中国航空科技工業の3社と共同で、航空機の複合材部品製造センターを中国のハルビンに設立する契約を締結したと発表した。この部品製造センターは「A350 XWB」と「A320ファミリー」向けの複合材部品を製造する。

 この契約はスペインのマドリードで、エアバス・チャイナのローレンス・バロン社長とHAIGおよびHAIの取締役会長との間で交わされ、中国の温家宝首相、スペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相らが出席した。

 この製造センターは2009年に設立される予定。HAIGが50%出資し、エアバス・チャイナが20%、HAI、AVICHINA、HELIがそれぞれ10%ずつ出資する。製造は2009年9月に開始され、新たに建設される工場の稼動は2010年末頃の予定。

 中国の航空産業界はA350XWBの機体の5%を供給する覚書を交わしており、この部品製造センターはその一環として、A350 XWBの主要部品を製造する。これらの部品は最新の複合材技術を使用し、エアバスのその他の工場と同じ方式で製造、供給される。

 エアバスは中国との長期的なパートナーシップを促進している。エアバスと中国航空機産業との協力によって2010年には年間で約2億ドル、2015年には約4億5000万ドルに相当するビジネスが生まれると見込んでいる。


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