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エアバス、シンガポール航空にA330の初号機を引き渡し

 エアバスは21日、シンガポール航空にA330-300の初号機を引き渡したことを発表した。このA330-300はシンガポール航空がダブリンを拠点とするリース会社のAWASとリース契約を結び導入された。同社がA330-300を運航するのはこれが初めて。

 ロールス・ロイス社製トレント700エンジンを搭載するこのA330は、地域路線と中距離路線用でシンガポールと日本、オーストラリアを結ぶ路線に就航する予定。客室は2クラス制で285座席を装備し、ビジネス・クラスが30席、エコノミー・クラスが255席。

 このA330はシンガポール航空が保有する総2階建てA380や超長距離用A340-500の航空機群に加わる。また、シンガポール航空は将来的な中型ワイドボディ機の需要に対応するため、エアバスの最新型A350を選定している。合計で20機のA350を発注しており、同機は2013年に引き渡しが開始される。

 シンガポール航空のマック・スゥィー・ワーオペレーション兼サービス担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント氏は、「我々は現在、航空機群の刷新を進めており、さらに今後もA330を増やしていく。A330は、A350などの次世代ワイドボディ機を受領するまで、地域路線および中距離路線用機材を補完する」と述べ、「A330を導入することで地域路線および中距離路線における乗客に対するサービスを広げることができる。今後も引き続き、我々は路線に応じたニーズを的確に捉え、乗客へ革新的なサービスを提供していく」と加えた。

 エンジンを2基搭載するA330は多くの顧客を持つワイドボディ機である。これまでにA330ファミリーは1000機以上の受注を獲得。550機以上が引き渡され、世界中の70社以上によって運航されている。


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