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トヨタ自動車、新型プレジャーボート「PONAM-28L」を発売

 トヨタ自動車は11日、新型プレジャーボート「PONAM-28L」を東日本・中部・西日本の直営営業所と、全国のトヨタマリン販売店を通じて発売した。価格は1869万円。またこの日、愛知県蒲郡市の「ラグーナ蒲郡」内に、商品やマリンレジャーの情報発信を行う初の常設ショールーム「トヨタマリンラグーナ」をオープンした。

 「PONAM-28L」は、フィッシングと快適なクルージングを楽しめるマルチユースボートとして開発した。

 具体的には、高強度かつ波からの衝撃や振動をいちはやく吸収するアルミハルをベースに斬新なスタイルとし、船上で安心して移動できるウォークアラウンドデッキを採用。また、電子制御式のディーゼル燃料噴射装置“コモンレールシステム”を採用した3L M1KD-Vエンジンを2基搭載することで、クラストップレベルの高出力・低燃費、低エミッションを実現するなど、安全・快適・環境性能に優れたボートとしている。

 さらに、艇の前後左右に設置した広角カメラの画像を合成することで、艇上空から周辺を確認できる画像を提供する「ガルビューモニター」(オプション)といった先進装備に加え、自動車技術を活用した新装備として、水滴を感知し自動で作動する「水滴感知式セミオートワイパー」も採用している。

 トヨタは今後、自動車技術を活用したユニット部品(「除湿機能付マリンエアコン」、「ジョイフルトーク」など)の国内・海外ボートメーカーへの販売を本格化することで、事業の拡大を図るとともに、マリン業界全体の発展にも貢献していきたいと考えている。
 なお、2009年3月12日(木)から15日(日)までパシフィコ横浜で開催される「ジャパンインターナショナルボートショー2009 in 横浜」に本艇を出展する予定である。


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