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アメックスのワイン大賞を受賞、伊トラスガイア2006

 【アムステルダム11日PRN=共同JBN】イタリアのビラ・トラスカ(Villa Trasqua)・ワイン醸造所が生産したトラスガイア2006(Trasgaia 2006)はこのほど、シンガポールで開かれたワイン品評会でアメリカン・エキスプレスの「2009年タワークラブ・ワイン賞」(2009 Tower Club Wine Awards)という大きな賞を受賞した。全大陸から集められた330もの赤ワインの試飲会の後、トランスガイア2006は「ゴールド」「ベスト・オブ・ベスト」を獲得し、最後に全部門の「チャンピオン」に選ばれるという3つの権威ある賞を獲得した。

 トランスガイア2006はカベルネ・ソービィニョンとサンジョベーゼのブドウから作られた深紅の赤ワインで非常に濃厚なにおいと香りがある。シンガポールでの受賞はトランスガイア2005がロンドンでの「2008年世界ワイン・蒸留酒品評会」で「ベスト・イン・クラス」のタイトルを獲得しているためトラスカ・チームにとっては新たな成功を意味する。このタイトルは世界中のワイン醸造業者から高く評価されている。

 ビラ・トラスカ・ワイン醸造所は広大なキャンティ地方で最も古く、最良の場所であるキャンティ・クラシコの南西に位置する。ビラ・トラスカの面積は120ヘクタール(約300エーカー)あり、その約3分の1でブドウが栽培されている。トラスカは1968年以来、ワインを生産している。1998年にこのブドウ園はスイスのエミール・ニュエッシュ社が所有することになり、全55ヘクタールのうち35ヘクタールで新たな作付けが行われた。2001年末、ビラ・トラスカはスイスのワインメーカー、アンドレアス・ストッセルを所有していたオランダの企業家ハンス・フルスベルゲン氏の手に渡った。ストッセルによると、良いワインはワイン醸造用ブドウ園で作られる。最後の仕上げは米国およびフランスのオーク材でできた熟成用の大きなたる(オークキャスク)と小さなたる(オークバレル)を使用し、気候条件に適した地下貯蔵室で行われる。

 ビラ・トラスカは自然条件のおかげで高品質のワインを生産できる。ビラ・トラスカは「キャンティ・クラシコの傘」とも呼ばれる。ブドウ園は常にそよ風が吹く高原にある。このためブドウが乾燥し良好な状態が保たれ、気温があまり高くなるのを防いでいる。土壌の組成もワインの品質に大きな役割を果たしている。ブドウ園はほとんどが貧しい土壌(粘土質、石灰、ローム層、鉄分を含み石と砂が多い)の低い丘陵地帯にある。これらすべてはトラスガイア2006が幾つかの賞を獲得した理由を説明している。

 トラスガイア2006はオランダではアムステルダムのウェインハンデル・ファン・クリンペンとヴァスのトベントスハ・ウェインホイスから入手できる。このワインはオートマールスムのワインギャラリーと30レ・ジェネルー・ワインショップでも試飲できる。オランダ以外でこのワインの購入を希望する場合は、ビラ・トラスカに直接連絡して世界の販売店リストを請求する。ウェブサイトは(http://www.villatrasqua.it)。


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