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新規事業向けビズスパークを発表、マイクロソフト

 【サンフランシスコ5日PRN=共同JBN】マイクロソフトは5日、「マイクロソフト・ビズスパーク」(Microsoft BizSpark:http://www.micrososfutostartupzone.com/bizspak)を発表した。これは起業家の成功と早期新規事業立ち上げ促進を援助するよう設計されたグローバル・プログラムである。ビズスパークは前払い費用や最低限の要求事項のない現行のマイクロソフト全機能開発ツールとサーバー製品ライセンスに対する迅速かつ簡単なアクセスを新規事業と起業家に提供する。ビズスパークはまた技術サポートと市場見通しを提供する。ビズスパークは全米ベンチャーキャピタル協会(NVCA)、TiE(The Indus Entrepreneurs)を含む経済開発機関、大学インキュベーター、ホスター、投資家のような数百に及ぶ組織のグローバル・ネットワークのリソースとサポートを利用して構築されている。これらのビズスパーク・ネットワーク・パートナーは新規事業成功を援助するための指導、相談、リソースを提供する。

 マイクロソフトのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は「起業家は革新の推進と持続可能な経済成長に不可欠な新規雇用を創出するのに重要な役割を演じている。マイクロソフト・ビズスパークはわれわれにとって新規事業に必要とする開発ツール、助言、公開を提供するわくわくするような方法である。世界の組織、開発機関とともに起業家を育成し新規企業の成功を援助するため協力するのを待ち望んでいる」と語った。

 ▽ソフトウエアへのアクセス、市場サポート、グローバルな見通しを通じて新規事業成功を達成
 マイクロソフトはビズスパークの一部として「マイクロソフト・デベロッパー・ネットワーク」(MSDN)プロフェッショナル・サブスクリプションの3年分を新規事業に提供する。これは「マイクロソフト・ビジュアル・スタジオ」、「マイクロソフト.NETフレームワーク」を含むマイクロソフト・プラットフォームでアプリケーションを制作、試験、維持するのに必要な一連の広範な開発ツールのセットをダウンロードできるようにする。ビズスパークはまたMSDNを通して専門的サポートサービスと専門家情報リソースを提供する。新規事業がホステッド・ソフトウエアを制作するためビズスパークには「ウィンドウズ・サーバー」、「マイクロソフトSQLサーバー」、「マイクロソフト・シェアポイント・ポータル・サーバー」、「ビズトーク・サーバー」、「システムズ・センター」、さらに今後追加される「マイクロソフト・ダイナミックスCRM」を含むホスティングと管理用サーバー向けアプリケーションの製品ライセンスが含まれている。このプログラムではまたビズスパークのライセンスを使用して事業や製品をオンラインに乗せたいと希望する新規事業に対し割引きのホスティング・サービスを提供するホスティング・パートナーの世界ネットワークが提供される。最後に新規事業は「ビズスパークDB」を通じて紹介され推奨されるチャンスがある。ビズスパークDBはオンライン新規事業の一覧で、マイクロソフトはここで毎日世界中からの有望な新規事業を推奨する。

 ビズスパーク新規事業はビズスパークが提供する中核の内容に加え、ほかのマイクロソフト提供品も利用可能であり、それには以下のようなマイクロソフト・クラウド・サービス技術が含まれている。

- 「アズール・サービシズ・プラットフォーム」(Azure Services Platform)のコミュニティー・テクノロジー・プレビュー(CTP)にアクセスできる。このプラットフォームは開発者がクラウドから企業データセンターまでに広がりPC、ウェブ、電話を通して魅力ある新しい経験を届ける次世代のアプリケーションを制作するのを援助する新しいコンピューティング・プラットフォームである。アズール・サービシーズ・プラットフォームは先月PDC2008(マイクロソフト・プロフェッショナル・デベロッパーズ・カンファレンス2008)で発表された。

- 「ライブ・フレームワーク」のコミュニティー・テクノロジー・プレビュー(CTP)にアクセスできる。このフレームワークは開発者が「ライブ・サービシズ」にアクセスし利用できる簡単でオープンな共同利用可能なフレームワークである。ライブ・サービシズはユーザーデータとアプリケーション・リソースをハンドルするアズール・サービシズ・プラットフォーム内にあるビルディングブロックのセットで、ユーザーデータの同期と複数機器上でウェブ・アプリケーションを展開する「ライブ・メッシュ」技術を含んでいる。

 マイクロソフトはまたビズスパークのメンバーに対し「マイクロソフト・ウェブ・プラットフォーム・インストーラー」、「マイクロソフト・ウェブ・アプリケーション・インストーラー」のような新規事業に特に関係のあるすべてのプログラムについて通知することを保証する。これらの提供品は開発者が魅力あるPHPと.NETウェブアプリケーションをストリームラインのダウンロード、インストール、経験の構成と同時に設計、開発の一体化、「マイクロソフト・ウェブ・プラットフォーム」上でうまく作動するプリパッケージのオープンソース・アプリケーションをより簡単に市場に出せるようにする。

 マイクロソフトの戦略・新興事業開発担当副社長であるダンル・ルイン氏は「長い間何千もの新規事業と協力してきて、われわれはかなめとなる初期の挑戦で戦略的技術決定を行うことを理解している。これは起業家と新規事業の将来の成長と市場の需要に対応する能力を決定する。ビズスパークは新規事業に業界トップのプラットフォームを直近の費用なしで事業を成功させるための必要なサポートを与えることによって、この選択を単純化する」と述べた。

 TiEグローバルのスレン・G・デュティアCEOは「マイクロソフト・ビズスパークは新規事業が直面する基本的挑戦に向けたものだと思う。それはアイデアを繁栄する事業に転換する全機能付きで現行のツールと技術へのアクセスである。われわれは教育的プログラム、事業相談、ピアネットワーキングを提供することで新規事業の革新的ソリューションをより迅速、効果的に市場に出せるようマイクロソフトと緊密に協力する。世界的に起業家精神を広め、きわめて成功率の高い起業家の未来世代を開拓するこの新しい努力の一部に加わるのにわくわくしている」と語った。

 ▽ビズスパークの利用について
 ビズスパークは、事業開始から三年以内で100万米ドル以下の売り上げのソフトウエア・ベースの製品かサービスを制作している世界の非上場新規事業が利用可能である。ビズスパークは新規事業に対してソフトウエア、サポート、見通しを彼らのライフサイクルの初期でこれらのリソースが最も必要で最も手に入れにくい時期に提供する。マイクロソフトの新規事業成功へのコミットメントの証として、100米ドルのプログラム料金は参加する際ではなくプログラムから出る時に支払える。ビズスパークの情報とその他の新規事業リソースはhttp://www.microsoftstartupzone.comのマイクロソフト・スタートアップ・ゾーンを参照。
 マイクロソフト(ナスダック:MSFT)は1975年に創立され、人々と企業の潜在的可能性を最大限発揮させるソフトウエア、サービス、ソリューションの世界的リーダーである。


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