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三菱自動車、中国における輸入・販売強化へ新会社設立

ランサーエボリューション
2008年10月より販売を開始する『ランサーエボリューション』(写真・三菱自動車)
 三菱自動車工業と三菱商事は27日、中国における三菱自動車の輸入・販売のための新会社を設立することで合意したと発表した。新会社は、三菱自動車、三菱商事、それぞれ50%ずつの出資で設立され、中国政府からの認可取得後、2009年4月1日からの営業開始を目指す。

 中国における三菱自動車の輸入・販売は、2005年より三菱商事の中国現地法人である三菱商事(上海)が行ってきたが、今後の業務は新会社に移管する。新会社は、三菱自動車、三菱商事からの人員を増強し、マーケティングの強化、ディーラーとの更なる関係強化、部品供給の迅速化、顧客満足度向上のためのアフターサービスの充実等、販売拡大に向けての施策を更に推進していく。

 三菱自動車の中国における輸入完成車事業は、2005年の販売開始以降、2006年度4124台(対前年比215%)、2007年度1万1537台(同279%)、2008年度は9月までに6910台(対前年同期比136%)と伸張を続けている。今後も市場の拡大が期待される中国輸入車市場において、販売体制を整備することにより、競争が激化する市場でのシェア拡大に注力していく。

 尚、新販売会社設立に先立ち、2008年10月以降、『ランサーエボリューション』、『ランサー』、米国生産車である『エクリプス』といった主力車を中国市場に継続的に投入し販売強化を図っていく。


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