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9月のOPEC産油量、前月比日量34万バレルの減産

 【ロンドン11日PRN=共同JBN】11日に明らかにされたプラッツの最新調査と石油業界関係者によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟13カ国の9月の原油生産量は日量平均3247万バレルと8月から日量平均34万バレル減少した。これはサウジアラビアとイラク、アンゴラの減産を反映している。

 調査によると、イラクを除く生産目標枠に合意しているOPEC12カ国の9月の生産は日量平均3018万バレルで、8月の日量平均3041万バレルを同23万バレル下回ったが、生産目標の日量2967万3000バレルを同50万7000バレル上回った。
 プラッツのジョン・キングストン世界石油担当ディレクターは「プラッツは原油と製品が市場で売れ残る兆候が強まっていると見ている。これはOPECの観点からすると、われわれが推定した9月の減産は市場の需給バランスを保つのに十分な速さで実現しないかもしれないことを意味している。OPECの次回会合は11月に開かれるが、われわれが現在直面している状況はその時までに激変している可能性がある」と語った。

 サウジアラビアの生産は日量17万バレルと1カ国としては最大の落ち込みを見せ、イラクの生産量は同11万バレル、アンゴラも同10万バレルそれぞれ減少した。

 イランの生産量は日量2万バレル減の398万バレル、エクアドルは同1万バレル減の50万バレルとそれぞれ小幅の減少だった。

 総日量41万バレルの減産は、日量170万バレル程度まで生産が回復したリビアの日量5万バレルとクウェートの同2万バレルの増産で一部相殺された。

 9月9日のウィーンの定例総会でOPECは公式生産量を据え置き、コンプライアンスを改善することに合意したが、11月18日にウィーンで臨時総会を開き世界の金融危機と世界石油市場へのその影響を検討すると今月9日に明らかにしている。OPECは12月17日のオラン(西アルジェリア)臨時総会まで会議を予定していなかった。
インドネシアは今年末にOPECを離脱する。

 OPECに関する詳しい情報はウェブサイト(http://www.opec.platts.com)の「プラッツのOPECガイド」を参照。国別生産量の表はhttp://www.platts.com/Oil/Resources/News% 20Features/opec/prod_table.xmlまで。

 ▽プラッツについて
 マグローヒル・カンパニーズ(NYSE:MHP)の1部門で、エネルギー・商品情報の有力な世界的プロバイダーである。1世紀近い事業経験を持ち、150カ国以上で顧客にサービスを提供している。世界各地の17事務所から石油、天然ガス、電気、原子力発電、石炭、廃棄物、石油化学、海運、金属の各市場にサービスを提供している。プラッツのリアルタイムのニュース、価格、分析サービス、各種会議は透明で効率的な市場の運営を助けている。トレーダー、リスクマネジャー、アナリスト、業界リーダーはよりよい取引、投資の決定を行う上でプラッツに頼っている。詳しい情報はウェブサイト(http: //www.platts.comとhttp://www.mcgraw-hill.com)を参照。


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