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エアバス、エア・カリブから「A350-1000」3機受注

 欧エアバスは16日、カリブ海フランス領の航空会社エア・カリブから次世代中型旅客機「A350-1000」3機を受注したと発表した。

 今回受注したA350-1000はエア・カリブのパリとグアドループ、マルティニクを結ぶ路線に就航。その後はパリとフランス領ギアナを結ぶ路線でも運航される予定。機体は3クラス制で440座席を装備する。

 エア・カリブは現在、機齢の若い長距離用A330-200を2機、A330-300を1機運航させており、このほかに3機のA330-300を発注している。エア・カリブは需要の高い長距離路線の拡充を図っており、A350-1000はエア・カリブの主力機材となる。

 エア・カリブはハブ空港であるパリから1週間に約20便を運航している。グアドループおよびマルティニク路線で運航し、さらにセントルシア、サンマルタン、サンバルテルミ、ドミニカ共和国、コスタリカ、パナマなどカリブ海諸島内で路線ネットワークを展開する。

 A350 XWBは中型の長距離ワイドボディ機。最大で1万5400キロの航続距離を持ち、3機種で構成される。その1つであるA350-800は3クラスの客席仕様で270座席を装備。A350-900も同じく3クラスで314座席装備。A350-1000は350座席を装備する。

 胴体がこれまでのエアバス機よりも大きくなり機内空間が広がったことで乗客への快適性が向上。また1座席あたりの運航コストを削減している。最大9万2000ポンドの推力を誇るロールス・ロイス社製トレントXWBエンジンを搭載しており、燃料費の高騰、高品質を求める乗客の期待、環境問題に対応している。


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