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米マイクレル社、高能率デュアルLDOファミリー発売

 【サンノゼ(米カリフォルニア州)14日PRN=共同JBN】アナログ、高帯域通信(HBC)、イーサーネットICソリューションの業界リーダーである米マイクレル社(ナスダック:MCRL)は14日、低入力電圧可能、低ドロップアウト・レギュレーターの新しいファミリー、MIC5313/4/5/6を発売した。MIC5313/4/5/6ファミリーは総静止電流でわずか37ミクロン・アンペアしか消費せず、1・7Vまでの低入力電圧で作動可能な2個のLDOを統合している。MIC5313/4/5/6は現在すべて量産品が入手可能で、価格は1000個単位1・29ドルから始まる。サンプル品はマイクレルのウェブサイトhttp://www.micrel.com/ProductList.doから注文できる。

 マイクレル社のポータブル製品グループ・ディレクターであるアンディー・カヤット氏は「アプリケーションにかかわらず設計者は常に電力効率に重きを置いている。LDOに使用される入力供給電圧を低くすることによってシステム効率が増加する。マイクレルの新しいLDOレギュレーターであるMIC531xファミリーによって設計者は優れた効率と低電圧、低電圧コンバージョン必要要件での低コストを提供する1・8Vのような低電圧供給レールで制御することが可能になる」と語った。

 MIC531xファミリーは低電圧レールで制御するため極めて低いドロップアウト電圧で設計されており、可能な限り最高のコンバージョン効率を提供する。デュアルレギュレーターのそれぞれは300mAまでの出力電流を供給可能で、両チャンネルがエネーブルな状態で総静止電流はわずか37ミクロン・アンペアしか消費しない。MIC531xファミリーは低静止、低入力電圧能力と低静止電流を結合しているため、常時パワーアップが必要とされるアプリケーションに使用できるようになっている。MIC5313/4/5/6製品ファミリーは極小セラミック出力キャパシターの使用が可能で、必要なボードスペースと部品コストを削減できる。この製品ファミリーは出力電圧固定で入手可能。さらにこのファミリーは高PSRR、POR電圧スケーリング、高速ターンオン時間、電流リミット、サーマルシャットダウン保護を提供し、摂氏マイナス40度から摂氏125度の間で作動可能である。MIC5313/15は2ミリx2ミリ薄型MLF(登録商標)10リードパッケージで、全機能付きMIC5314/16は2・5ミリx2・5ミリ薄型MLF(登録商標)12リードパッケージで提供される。

 ▽マイクレルについて 
 マイクレルは世界中のアナログ、イーサーネット、高帯域通信市場向けのICソリューションの世界的な大手メーカー。同社製品には最先端のミックスドシグナル、アナログ・パワー半導体、高性能通信、クロック・マネジメント、イーサーネット・スイッチ、PHYトランシーバーICなどが含まれる。顧客には、民生・工業・モバイル・電気通信・自動車・コンピューター製品の大手製造企業が含まれる。本社と最先端のウエハ-製造設備は米カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売とサポートのためのオフィスと先端技術設計センターが置かれている。同社は世界に広範な流通、販売代理店ネットワークを維持している。詳しい情報はWeb: http://www.micrel.comを参照。

(注)MLFはAmkor Technologyの登録商標。


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