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英アヴィバのソリューション採用、韓国のSPP造船

 【クアラルンプール28日PRN=共同JBN】プラント・海洋産業向けエンジニアリングITシステムの大手サプライヤー、英アヴィバ社(AVEVA、LSE:AVV)は28日、韓国の造船会社SPPシップビルディングが3カ所の造船所に「アヴィバマリーン」設計ソリューションを導入するため同社と数百万米ドルの契約を結んだと発表した。

 SPPは2002年に慶尚南道統営市に設立されその後急速に成長し製品・ばら積み貨物船の建造で一流の造船会社になった。

 SPPは補正総トン数(CGT)単位で見ると世界第10位の造船所(約280万CGT)で、今年末までに3番目の造船所を泗川市に建設、年間建造能力を41隻まで伸ばし2010年には同100隻に拡大する。同社は現在、慶尚南道統営市と固城郡の造船所で年間12隻を建造している。

 SPP造船所マネジングディレクターのナム・ヨニ氏は「われわれは建造能力を拡大しケミカルタンカーとオイルタンカーのニッチ市場に進出する計画を立てており、総合的なマリーン設計、生産アプリケーションとアヴィバが最も生産的でリスクがない方法で設計、造船を保証するために提供するオープンで柔軟性のあるライフサイクル管理ソリューションを組み合わせた完全なセットを必要としている」と語った。

 アヴィバ・アジア太平洋のピーター・フィンチ社長は「SPPは4年分の受注残を抱えており、現在の過当競争市場では予定通り注文を処理することが極めて重要である。当社の『製品ライフサイクル管理(PLM)』ソリューションを組み込んで造船向け特別仕様にした『AVEVANET』は、優れた設計に加えて正確で完全な製品情報を約束し、マン・アワー(1人1時間の仕事量)の節約、無駄と作業のやり直しの最少化、生産設備利用の最大化を実現する」と語った。

 ▽アヴィバマリーン・ソリューションについて
 アヴィバマリーンは“クラス最高”の2つのソリューション、すなわち業界標準のトライボンレンジ技術とアヴィバ独自のオブジェクトベースの技術を組み合わせて海洋設計・エンジニアリングツールの究極のセットを形成している。これら立証済みの機能の組み合わせと生産性を向上させる多くの新機能の追加により、アヴィバマリーンは競争の激しいい業界でリスクがないビジネス上の優位性を提供する。
 ウェブサイト:http://www.aveva.com/marine


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