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【牛タン】旨味太助=宮城県仙台市青葉区     推薦者: F番記者

牛タン・旨味太助
肉厚の牛タン。食べごたえがある
牛タン・旨味太助
テールスープ
牛タン・旨味太助
絶妙な炊き加減の麦飯
牛タン・旨味太助
国分町に構える旨味太助。店舗外観
牛タン・旨味太助
メニュー。牛タン定食と並びうなぎの蒲焼も
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 仙台に訪れる機会があり、全国的に知られている名物・牛タン料理を食せる店を探していたところ、牛タン焼きの発祥店とも言われる元祖太助の分店「旨味太助」にたどり着いた。同店は、仙台の繁華街である青葉区国分町に軒を構える。戦後間もない昭和23年に、先代の佐野啓四郎さん(故人)が創業。以来、地元に根付いて“牛タン焼き”の普及に尽力されたようである。地元客のみならず観光客からも愛され、仙台市観光連盟からの認定も受けている。

 私たちが訪れたのは午後4時すぎ。店内は歴史の重みを感じさせる雰囲気を醸し出している。この店の定番は牛タン定食のようで、O氏とともにオーダー。カウンター越しに見える、厚切りの牛タンを焼く姿は、風格が漂う。ジュウジュウと焼く音に、香ばしい香りが店内に広がる。その脇で、女将さん(佐野禮子さん=2代目)が小皿で味加減を確かめながらテールスープを作っている。

 最初に運ばれたのは麦飯。続いて、ねぎたっぷりのテールスープ。最後にメインの牛タンが存在感たっぷりに登場した。肉厚の牛タンが6枚程度盛られ、くっきりと網の焼き目が付いている。ウキウキとした気持ちでほお張ると、牛タンの独特の歯ごたえと風味がジュワーと広がる。事前情報では、牛タンは、表面にそっと切り込みを入れ、塩と胡椒で味付けし、一晩寝かせているという。味付けは単純に見えるが、下ごしらえの配分や切り込み具合などに隠された秘伝があるように思える。

 女将さんが手掛けたテールスープは、あっさりとした透明なスープで、何杯でもイケてしまうような、優しい味となっている。テールは煮崩れなく、きざみねぎが大量に入っているのも特長。麦飯も炊き加減が絶妙。1つ1つのクオリティは高く、満足のいく内容だった。

 ところで、メニューには牛タンだけでなく、うなぎの蒲焼などもあった。女将さんの話によると、開業以来、「牛タンの炭火焼き」1品にこだわり抜いてきたが、10年前に発生したBSE問題で牛タンが入荷できない状況になった。そのためにやむなく、うなぎなどを加え常連客に出したところ、好評を得て今も続けているようである。今年3月には宮城県沖で巨大な地震が襲い、ライフラインの復旧までの1カ月間、店を閉めていたそうだ。

<メニュー>
牛たん定食(1人前)1260円、牛たん定食(1・5人前)1890円。牛たん定食は※テールスープ牛たん野菜漬麦ご飯のセット。うなぎ丼(1人前)1000円、うなぎ蒲焼(1人前)900円うなぎ蒲焼は※野菜漬南ばん付。ほか一品料理は、牛たん焼(1人前)1260円、テールスープ(1人前)420円、ライス(1人前)110円、牛さし(1人前)1500円、牛はらみ(1人前)950円。

 ◆旨味太助 ▽住所=宮城県仙台市青葉区国分町2-11-11 千松島ビル内。▽電話=022-262-2539。▽営業時間=11:30~22:00※要確認。▽定休日=毎週月曜、年末年始。※要確認。


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