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  • YAHATA FASTENER THAI CO., LTD.(八幡ねじ)

    2007.10.17 水曜日

    2007-yahata.jpg  同社は株式会社八幡ねじ(愛知県北名古屋市。鈴木建吾社長)グループの海外製造部門。2000年2月にコーティング針金で会社設立をおこない、6月に針金加工を、10月にはタッピングねじ及びパッケージを生産開始し、11月に開所式。01年2月にBOIの認可を受けてタッピングファスナーの製造、タイ国内に販売開始。02年1月にBOI認可によってタイローカル製品を輸出販売。8月に倉庫を増設。03年1月にプリコート生産開始、4月にCNC旋盤の導入で切削加工を内製化。その後、同機の増設や多段式ホーマーの新設による強化をおこない、製造技術・品質の確立並びに生産アイテムの拡充を図っている。

     生産アイテムは、ヘッダー機をみると2・5~6ミリメートル範囲の製造設備から小径サイズ並びに頭部や先端形状の様々なタイプにも幅広く対応し、自動車向けなど生産量の増加等にも伴い、今後は3年以内に第2工場の建設を計画中。また、タッピング類の浸炭焼入れ等の熱処理や、メッキ処理加工は現地企業に日本基準の品質管理手法や工程指導等をおこない、自動車メーカーが推奨認定するレベルの企業に外注委託もしている。

    【紙面 平成19年(2007年)10月17日付 第2055号 掲載】
     
     ◆所在地=チャチューン・サオ県ウェルグロー工業団地。地図を見る
     
     ◆規模=敷地面積8800平方メートル、本社工場3600平方メートル(1階3000平方メートル、2階600平方メートル)。

     ◆代表者名=竹内清氏。

     ◆資本金=1億3000万バーツ。

     ◆設立、操業開始日=2000年2月、同年6月。

     ◆従業員(邦人と現地採用の人数、合計)=165名(3名・162名)。

     ◆生産品目=ボルト、ナット、タッピング、各種精密切削加工、プリコート加工、カラーコーティング(針金)加工、各種パッケージ製造。

     ◆納入先=現地ユーザー60%、日本本社40%。

     ◆設備機器=冷間圧造機14台(ボルトフォーマー・ナットフォーマー・ヘッダー)、ねじ切機17台(ローリング・タッパー・手転造盤)、旋盤23台(CNC・汎用・ミーリング・ポリコン)、プレス機4台、押出樹脂成型機2台、検査機器5台(拡大鏡・硬度計等)など。

     ◆材料、設備、その他の副資材の仕入先=材料…ユーザー仕様(日本・台湾・タイ製)。設備…日本・台湾製。副資材…タイ・日本・台湾製。

     ◆年商=2億7000万バーツ。

     ◆ISO登録(品質・環境など)と納入先(自動車認定など)や現地の取得制度など=ISO9001:2000、ISO14001:2004。

     ◆勤務形態=2交代制(午前8時~午後5時、午後8時~午前5時)。

     ◆生産・品質管理の方法=ISOシステム及び現地に合わせた独自の方法。

    タイに生産拠点を構える日本のねじ企業を取材

     中国に台頭するアジアのマザー生産拠点として注目され、各国の自動車・電機、産業機械、設備など多彩な工業系大手メーカー及び関連部品メーカー等が進出を図るタイ王国(ThaiLand)を2007年、2010年の2度にわたり、訪問取材した。

    タイ進出メーカー一覧
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    2007.10.17 水曜日
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