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  • AOYAMA THAI CO.,LTD(青山製作所)

    2010.02.27 土曜日

    aoyama.jpg  同社は、ファスナーに求められる機能・性能・品質の全てを高次元で満たす株式会社青山製作所(本社・愛知県丹羽郡)のグローバル展開における5極生産ネットワークの1つ。66年にサムロン工場の操業からスタートし、当時の生産品目はジャッキ、工具が中心であった。98年頃よりボルト・ナット類の本格的な製造拡大が行われ、現在は02年から稼働するラヨーン工場に本社機能をはじめ各生産部門等の集約が図られている。

     多種多彩なファスナー類を提供する1方で、現地流通の自動車用工具関係は同社のATCブランドが様々なアイテムの名称に使用され、ピックアップトラック用ジャッキは世界1の生産量を誇る。

    【紙面 平成22年(2010年)3月17日付 第2142号 掲載】

     ◆所在地=ラヨーン県イースターン シーボード工業団地。地図を見る

     ◆規模=総敷地面積7万400平方メートル、総建屋面積5万4600平方メートル。うち、第1工場5000平方メートル、第2工場6000平方メートル、第3工場(2階建)12000平方メートル、第4工場(2階建)2万平方メートル、その他1万1600平方メートル。

     ◆代表者名=井戸元洋。

     ◆資本金=1億2800万バーツ。

     ◆設立、操業開始日=1965年2月、1966年2月(サムロン工場)。同工場は2002年操業。

     ◆従業員(邦人と現地採用の人数、合計)=764名(9名、755名)。

     ◆生産品目=自動車・2輪用ボルト、ナット、ジャッキ、搭載工具。

     ◆納入先=商社関連は豊田通商(国内外向け)。ユーザーはトヨタ自動車、いすず自動車、本田技研工業、AAT、ヤマハ、スズキなど。輸出は、顧客を通じての間接約50%。

     ◆設備機器(ねじ関連)=ヘッダー47台、ボルトフォーマー3台、ナットフォーマー5台、ローリング58台(ローラータイプ含む)、タッピングマシン11台、プレスカット2台、ローラーローリング3台(Uボルト・バッテリーボルト用)、ベンディングプレス3台、ベンディング1台、ボルトプレス2台、ナットプレス5台、熱処理設備8ライン、メッキ処理設備3ライン、ショットブラスト9台、ジオメットコーティング3台、洗浄機1台など。

     ◆製品の生産数(月産)=ボルト・ナット約1億3000万個(1月実績)、ジャッキ約13万基、ツールセット約25万セット。

     ◆材料、設備、その他の副資材の仕入先=材料…ボルト・ナットは日本製、ジャッキ・搭載工具は日本製と現地製。設備…ボルト・ナットは日本製、ジャッキ・搭載工具は日本製と現地製。

     ◆年商=08年は44億バーツ、09年は33億バーツ。

     ◆ISO登録(品質・環境など)と納入先(自動車認定など)や現地の取得制度など=自動車品質マネジメントシステムISO/TS16949、環境マネジメントシステムISO14001。

     ◆勤務形態=午前8時~午後5時、午後8時~午前5時の2交代制。

     ◆生産・品質管理の方法(日本本社と同様=ISOシステム・5Sや自社手法の導入など、もしくは現地に合わせた独自の方法)=日本本社と同じ管理方法。「工場が商品」と考え、工程別品質管理体制の基本理念<1>品質は工程で造り込む<2>後工程に不良は流さない―のもと、各所に施されたポカヨケ装置とオペレーターの確かな目で品質を支えている。また、独自開発のA-PICSかんばんシステムは、自動入出庫装置と連携して顧客へ確実に製品を供給する。ジャストインタイムの思想のもと、必用な時に必要なものを造り、在庫の極小化実現とリードタイム短縮の生産管理システム。

    タイに生産拠点を構える日本のねじ企業を取材

     中国に台頭するアジアのマザー生産拠点として注目され、各国の自動車・電機、産業機械、設備など多彩な工業系大手メーカー及び関連部品メーカー等が進出を図るタイ王国(ThaiLand)を2007年、2010年の2度にわたり、訪問取材した。

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    AOYAMA THAI CO.,LTD(青山製作所)
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