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ねじメーカー海外拠点タイ特集

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  • KOHBYO (THAILAND) CO.,LTD.(甲府精鋲)

    2007.10.17 水曜日

    2007-kohu.jpg  同社は、甲府精鋲株式会社(山梨県中巨摩郡。山本武彦社長)グループの海外生産拠点として、1994年7月にBIOを取得して進出。家電向け主体のシャフト・スクリュー生産から、業務を自動車関連部品に拡大。更なる展開にISO/TS16949の認証取得を果たす。

     生産は、ほぼ特注品で常時700アイテム(登録ベース900強)を顧客の要望に応じておこない、金型90%の300個(月使用、うち新規30個)を内製化。修理を含めると400個が社内加工され、スピード化に対応。また、品質管理の強化にメッキ専用工場を有し、RoHS・WEEE等の有害物質規制に対応した三価メッキ処理を完備。熱処理の内製化も視野に、将来的には1貫生産を目指している。

    【紙面 平成19年(2007)10月17日付 第2055号 掲載】

     ◆所在地=チョンブリ県アマタナコン工業団地。地図を見る

     ◆規模=総敷地面積6560平方メートル、総建屋面積4950平方メートル(冷間圧造工場3552平方メートル、メッキ工場615平方メートル、材料倉庫300平方メートル、完成品倉庫483平方メートル)。

     ◆代表者名=山本武彦。

     ◆資本金=9千万バーツ。

     ◆設立、操業開始日=1994年12月、1995年4月。

     ◆従業員(邦人と現地採用の人数、合計)=185名(5名・180名)。

     ◆生産品目=2輪車、自動車、家電、コンピューター用シャフト、スクリュー製造。冷間圧造製品サイズ0・8~12ミリメートル。亜鉛三価クロメートメッキ。

     ◆納入先=タイ国内企業87社、海外向け11社、合計98社。家電関連70%、自動車関連30%。

     ◆設備機器=冷間圧造機65台、転造機65台、亜鉛3価クロメートメッキライン、放電加工機、X線膜圧測定器、蛍光X線分析機、真円度測定器、表面粗さ測定器、マイクロスコープ、投影機、硬度計(マイクロビッカース)など。

     ◆製品の生産数=スクリュー1億本、シャフト5千万本(鉄、真鍮、アルミ、銅、ステンレス、他)。亜鉛三価メッキ70トン。

     ◆材料、設備、その他の副資材の仕入先=材料…国内調達95%、日本輸入5%。設備…日本製90%、台湾・韓国製10%。副資材…国内調達95%、日本輸入5%。

     ◆年商=約2億3000万バーツ。

     ◆ISO登録(品質・環境など)と納入先(自動車認定など)や現地の取得制度など=ISO/TS16949、ISO14001:2004、ISO9001:2000、ソニーグリーンパートナー。

     ◆勤務形態=2交代制(午前8時~午後5時、午後8時~午前5時)。

     ◆生産・品質管理の方法=ISO規格とソニーグリーンパートナー規格に準じている。

    タイに生産拠点を構える日本のねじ企業を取材

     中国に台頭するアジアのマザー生産拠点として注目され、各国の自動車・電機、産業機械、設備など多彩な工業系大手メーカー及び関連部品メーカー等が進出を図るタイ王国(ThaiLand)を2007年、2010年の2度にわたり、訪問取材した。

    タイ進出メーカー一覧
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    KOHBYO (THAILAND) CO.,LTD.(甲府精鋲)
    2007.10.17 水曜日
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