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ケヴィン山内の英語まめ知識

September 2013 Lead story & the talk of the town

 今月のトップニュースは何といっても東京オリンピック決定のニュースでしょう。英字新聞の front page(第一面)には Tokyo to host 2020 Summer Olympic Games とか Tokyo beats Madrid and Istanbul to host ~, Tokyo celebrates 2020 Olympics とか The Olympics return to Japan in 2020 などがありました。

 要は東京が2020年のオリンピックの開催地に決定したということと、イスタンブールとマドリードが負けたということです。なお、 host とは動詞で「客を接待する」、という意味ですが、オリンピックの場合は五輪大会を開催する、主催する、というニュアンスがよいでしょう。 celebrate はお祝いする、という意味です。 Olympics と複数にすると Games を省略することができます。 上のキャプションの lead story は新聞、ラジオやTVのトップニュースのことです。

 the talk of the town は今最もホットな町の話題のことですが、ニュアンスとしては話題より「噂」の方がぴったりきますね。

 町のうわさといえば日曜日夜のテレビドラマ半沢直樹のセリフ「倍返し」ではないでしょうか。倍返しは2つの意味があって、憎い相手に恨みを倍にして返す、という意味と、もう1つはお世話になった人へ心からお礼を倍にしてお返しする、が考えられます。前者を英語に直した場合のインターネットの模範解答では、 I will pay you back double です。実にスッキリとしていますね。では、自分に対して本当に親切にしてくれた人へ心を込めてお礼を倍にして返す、なら I will give him my double appreciation back と言ったらいいのではないでしょうか。または、 I will give him my double blessing back あたりでしょうか。この2つの文章の double を twice にしてもOKです。

 なお、 casual な表現で良ければと言って知人のアメリカ人が、I owe him big time, so I give him double return と教えてくれました。 owe は 負う、世話になっている、 big time は slang で本当に、という意味です。 この big time が分ればとても simple ですっきりしています。

 さて、もう1つの流行言葉は「今でしょう」です。これもインターネットの模範解答を見ると、「いつやるの When will you do it?」、「今でしょう Now is the time」と出ています。他に一言強調したければ「Now」の前に、「right とか ofcourse」を付けてもよいでしょう。他人(ひと)様へ親切にできるのは心に余裕があるからです。

 もし恨まれていることがあるなら、あなたがヤリ手の事業家だからではないでしょうか?

本紙2013年9月27日付(2269号)掲載





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