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ケヴィン山内の英語まめ知識

Tour to Sicily

 11月中旬まで10日間シシリー島(日本名シチリア)へ旅行しました。68歳で最年少の男性と75歳以上の女性2人を含む5人の老人ツアーでした。ツアーの目的は食べ歩きでした。この表現にぴったりの英語はありません。はしご酒が bar hopping ですから強いていえば restaurant hopping あたりでしょうが、食べ歩きする make eating an tour としておきましょう。

 この島はイタリア最南端に位置しマフィアの地として知られています。アメリカ映画 The Godfather で有名になったイタリアンギャング組織に関しては有名な Al Capone(英語ではアルカポーン)や親がシチリア出身の歌手フランクシナトラがいますね。彼はマフィアを通じてジョン F.ケネディ大統領にマリリンモンローを紹介しました。大統領はその前にもう一人女性を紹介されておりこれで身をもちくずしました。モンローはJFKの子を宿してCIAに殺されたといわれています。

 さて私達はそのマフィアで有名な島の西端の町パレルモに泊り、翌日 金賞を何度も取っていて Frantoia のブランドで有名なオリーブ油の Barbera 社の社長セニョル バルベーラから夕食を招待されました。食事は典型的なシチリア料理(typical Sicilian Cuisine)でantipasti(前菜)、スパゲティ、そしてアントレは英語名のない大きな白身魚でホスト自ら切り分けてサーブしてくれ、それにパン、vinoとエスプレッソコーヒーが出ました。事前に日本人は小食(small eater)だからと伝えてあったので量はちょうど良く、vino(ワイン)は主人夫妻は bianco(白)で我々は rosso(赤)を希望しました。

 スパゲティや魚にかけた extra virgin oil は深い味わいで絶品でした。その次の日、私達は100km離れたバルベーラ社の olive oil plant(工場)にもお招きを受け、前の晩食事のお礼に歌って演奏したウクレレに感激した社長が工場側へ伝えたのか、マネジャーばかりか歌手まで待っていたのにはびっくりしました。英語の話せる従業員(English speaking staff)がしっかり対応してくれ、品質管理の厳しさに少なからず驚きました。私達は島の西端から東端へ旅行し、タオルミーナの町へ投宿しました。この町はエトナ山(富士山と同じ位の高さ)の麓にあり、絶景と観光と貿易で大いに栄えているようでした。一緒に行った私の生徒に焚きつけられ、町の中心にあるテアトル グレコ(ギリシャ劇場)の遺跡に朝一番に入り古代の観客席でウクレレで一曲歌ってきました。もちろんあとで警備員に注意されましたが…。

 イタリアへ旅行する時は、航空機で乗り継ぎがある場合は必ず手荷物に最低2日分の身の回りの物を用意しておくのが今や常識ですが、ローマ経由でバーリ空港へ着いたら案の定5個のスーツケースは未着で他の20の人達も同様でした。遺失物係(Lost and Found Dept)で、そんなこともあろうかと事前に用意しておいた Name List, Hotel List, そしてスーツケースの特徴を書いた紙を渡しホテルに向かいました。翌日我々は Aguri Tourism のママが教えてくれるイタリアの家庭料理教室 mamma mia cooking class へ参加しました。さすがアグリ ツーリズムですからワイン、チーズ、オリーブ油、食材全てここで生産されたものでした。ここで近所の人達に売っていたワインはボトルで何と1.5ユーロ(約180円)でした。この町の名はイタリア本土の南に位置する街全体が世界遺産となっているアルベロベッロといいます。

 ところで荷物は翌日の夕方に着き無事帰国することができました。旅行中全てにリーダーシップをとり、10日間イタリア料理を食べ続けて元気いっぱいの女性に乾杯!素晴らしい「老婆の休日」でありました。アリベデルチ。 

本紙2012年11月27日付(2239号)掲載





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