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ケヴィン山内の英語まめ知識

レストランでの会話

 ここで交わされる会話はアメリカのホテルでの朝食、昼食及びデニーズなどのファミリーレストランなどでカジュアルな食事を想定しています。

 まずレストランの入口から少し入ったところに並びます。ずかずか勝手に入ってはいけません。普通 Please wait here の看板が立っています。マネジャーが来てHow many?と客に尋ねます。人数を答えるとテーブルへ案内してくれます。殆んどの場合、黒服(男女とも)のマネジャーはウェイトレス(少ないがたまには男性もいます)ではありません。黒服はウェイトレスの名前と担当テーブルを正確に憶えていて公平にテーブルを割り当てます。テーブルに menu を置くと Enjoy your meal 食事をお楽しみ下さい、と言って去って行きます。客がメニュを見ているとウェイトレスが来てHi, I’m Mary, are you ready to order? こんにちは、私はメアリーです、ご注文はお決まりですか? と聞いてきます。レストランの入口で並んでからここまでのプロセスは殆んどのアメリカ英語圏では同じです。

 さて食事の注文ですが特に朝食の場合忙しい客のためにセットメニュがあって、夫々名前がついています。例えばCalifornia Expressとか Aloha Spirit などが典型的で良く目にします。その名前を言えば後は黙っていれば良いわけではありません。一般的なメニュだと bacon, sausage, ham から一品、卵は scrambled egg(スクランブル交差点と同じでごちゃ混ぜの意味)、poached egg(ポーチトエッグお湯の中に玉子の中味のみを落として茹でたもの)、sunny‐side up (目玉を片面だけ焼く)、over (目玉の両面焼き)の如く全部自分の好みを聞かれます。そしてパンと言っても通じないのでtoast と言うと、white(白いパン)、rye(ライ麦パン)など聞かれます。前述の卵のところで boiled egg と元うと、何分茹でるのか、 とか目玉焼きは何個欲しいのかなどと質問されます。

 アメリカは自己主張の国なので細かく質問されます。子供でも欲しいものをしっかり自己主張します。どこかの国みたいに急ぐんだからお父さんと同じにしなさい、なんて事はありません。質問されたくなかったら先に自分の好みを言ってしまうことです。無事に料理が来て食べていると途中で必ず担当のMaryが来て、Is everything OK? と尋ねます、それは何かもっと欲しいものがあるか、コーヒーはまだ要らないかなどの色々なニュアンスを含んだ質問です。何も要求がなければOKとか Just fine などと返事します。彼等は tip で生計を立てているので、本当に愛想よく良い印象を客に与えて沢山の tip をいただこうと努力します。彼等は忙しく沢山のテーブルを廻っているので次はなかなかやってきてくれません。だから食事の終り頃だったら、日本人は特に待てない民族なので早めにcheck please(お勘定)と頼んでおきましょう。

 あるレストランでは客が日本人だと判ると最初から15%位の tip を入れて計算してきます。そうすると細かいpenny(1セントの愛称)までキチンと用意しなければならないので食事が楽しくなくなってしまいます。この話をアメリカ生れの日本人にしたら Add 14% gratuity and round it to the nearest dollar, please 14%のtipを加えてそしてお尻を0(ゼロ)にして下さい、と教えてくれました。14%がケチくさかったら15%でもOKですよ。nearest のかわりにnext でもOKです。割り勘の際便利ですね。また全員が細かいお金を持っていない時は会計で払ってお釣をテーブルにtip として置いて来てもいいですよ。もっともウェイトレスが昔の日本のバスの車掌みたいに、腰にぶら下げたバッグでテーブルで勘定をしてくれればその限りではありません。

 最後に、manager はマネージャーとは言いません、menu はメニューと終わりをのばしません。またgratuity はtip のことで丁寧な言い方です。Enjoy your meal.


本紙2011年2月27日付(2176号)掲載





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