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ケヴィン山内の英語まめ知識

マネーロンダリング

 「マネーロンダリング」は今大流行の言葉で、資金洗浄と訳されています。麻薬や密輸、北朝鮮がやっているといわれる偽アメリカドル紙幣作りなどで儲けたお金を例えば中米のヴァージン諸島の銀行に入れ、その後次から次へと別の銀行へ移し変えることによって、もとの闇の汚れたお金をきれいに浄化してしまうことを言います。送金の記録は残るが、それ以上は銀行の所在する各国の主権等で更なる追跡が出来なくなってしまうようです。

 ロンダリングとはlaunderと言う動詞にingを付けたもので、洗う・洗濯する、汚れた金を洗浄し合法的に見せかける―などの意味があります。また、コインランドリーは日本語的にカタ仮名を付けたので、本当ならば“コインロンダリー”とすべきだったのです。

 読者の皆さんもまさかこの全く違うニアンスで捉えていた言葉が、実は同じ意味であることを知ってびっくりなのではないでしょうか・・・しかもコインランドリーは日本語英語で正式にはcoin operated laundryとしたい。アメリカでは、laundromatと呼んでいる。昔、リーガン知事と新聞に載っていたし、実際に聞こえてくる発音が違うからとして、マスコミの記者達が直接“レーガン”に直したこともある。ラジオでもそのように発音されていましたが、マスコミもたまには大した事もするものである。

 連載4回目の(間違いだらけの英語の発音)号でも触れたように、次の言葉もなるべく正しい発音でカタ仮名を付けてもらいたいものだ。

 【例えば】
 ハリウッドで毎年行われる評判の行事の=Academy Award(=アカデミーアウォード)。

 サンフランシスコで有名な=Fishermen,s Wharf(=フィッシャーメンズウォーフ)。

 アメリカの有名な女性歌手=Dionne Warwick(=ディオンヌウォーイック)・・・etc。

本紙2006年3月7日付け1997号掲載。





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