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ウィニペグ空港ターミナルがオープン、ペリ・クラーク・ペリが設計

_prw_im1_lc2bYQ83.JPG【ウィニペグ(カナダ・マニトバ州)31日PRN=共同JBN】米建築事務所ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(http://www.pcparch.com)がスタンテック(Stantec)と協力して設計した、カナダで最も環境に配慮した空港ターミナルが31日、ウィニペグ・ジェームズ・アームストロング国際空港(http://www.waa.ca)にオープンする。ターミナルはマニトバの広大な草原地帯と空から着想を得て設計され、LEED認定(http://www.usgbc.org/DisplayPage.aspx?CMSPageID=1988)を受けたフリースタンディングの空港ビルとしてはカナダで初めてとなる。

ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツのシニアプリンシパルで米建築家協会フェローであるフレッド・クラーク氏は「ウィニペグの新しいゲートウエーを設計できたことをうれしく思う。このビルは市の特徴的な景観を捉えるだけでなく、乗客が飛行機に乗ることを楽しめるようにもする」と語った。

ビルは銀色のフローティングルーフを備えた細長くて低層となっている。天空光、アトリウム、窓によってターミナルは光で満たされ、果てしない空を内部に取り入れている。乗客はビルを通して草原全体とウィニペグの中心街を見わたすことができる。この眺望が土地の特徴を生み出すとともに、飛行場を見わたすことができるので乗客は自分が乗る飛行機を見つけることが容易になる。ガラス製の搭乗ブリッジは、到着して直ちにターミナルを見ることができ、乗客が正しい方向に向かう手助けとなる。内部は、波状の木製天井と木製パネル壁面が暖かく迎える環境をつくり出している。

ウィニペグ・エアポーツ・オーソリティーのバリー・レンペル社長兼最高経営責任者(CEO)は「ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクチャーは感動と信頼性の両面を備えた世界クラスの設計を実現した。新しいターミナルは、人々や製品を輸送する場所を越えて、コミュニティーの精神を忠実に反映している」と語った。

持続可能な設計基準には、ビルのエネルギー消費を軽減する自然照明、最新鋭の機械システムが採用されている。全体として、ビルはカナダの建築物に関する全国エネルギー法よりも25%効率がよい。

新しいビルに加え、ペリ・クラーク・ペリの業務には空港の再開発マスタープランと駐車場の設計が含まれていた。

ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツは1977年に創立され、シーザー・ペリ氏とフレッド・クラーク氏、ラファエル・ペリ氏が率い、ニューヨークの世界金融センター(http://www.pcparch.com/#/projects/office-buildings/world-financial-center)、クアラルンプールのペトロナスタワー(http://www.pcparch.com/#/projects/office-buildings/petronas-towers)、香港の国際金融センター(http://www.pcparch.com/#/projects/office-buildings/international-finance-centre)など世界の目に付くビルを設計した。同社は米建築家協会ファーム賞、アガ・カーン建築賞を含め批評家の称賛や数百の賞で栄誉を受けている。ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツは東京の羽田空港ターミナル(http://www.pcparch.com/#/projects/transportation/second-passenger-terminal-tokyo-haneda-a)、米ワシントンのレーガン・ナショナル空港(http://www.pcparch.com/#/projects/transportation/north-terminal-reagan-national-airport)も設計した。


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