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三井不動産など、お台場に複合施設「劇場型都市空間」12年春開業

bz-20100416-03.jpg 三井不動産、大和ハウス工業、サンケイビルならびにフジテレビジョンは15日、東京臨海副都心地区(東京都江東区青海)において推進中の商業施設およびオフィスビルからなる複合施設「青海Q街区計画(仮称)」を、16日に着工すると発表。完工および開業は2012春ごろを予定している。

 計画は、東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)「台場駅」および東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩1分、首都高速11号台場線「台場インターチェンジ」にも近接する東京都江東区青海1丁目1番地に立地。敷地面積は約3万2904平方メートル(約9953坪)。建物は、商業施設・駐車場部は地下1階地上9階建SRC造=延床面積・約14万0200平方メートル=、オフィス部は地下1階地上21階建S造(一部RC造)=同・約6万4880平方メートル=と広大。

 4社の事業コンソーシアムによる東京都への事業提案を経て当該計画地を取得のうえ事業推進。開発段階においては、三井不動産がデベロップマネジメント業務(総合企画業務)を、大和ハウス工業がコンストラクションマネジメント業務(施工管理業務)を行い、完工後は、三井不動産が商業施設部分を運営し、サンケイビルがオフィス部分を管理運営する。また、フジテレビジョンはイベントプロデューサーとして施設全体の賑わい創出や情報発信する。なお、事業主体は三井不動産、大和ハウス工業およびサンケイビルが共同で設立したSPCとなる。

 開発コンセプトを「劇場型都市空間」とし、楽しみ、遊び、学び、くつろぎ、そして驚きや感動を体感できる施設を創造。施設中央には、シンボリックな大屋根と大階段で構成される「フェスティバル広場」を配置し、フジテレビジョンプロデュースの大型イベントの開催など、年間をとおして、来街者が楽しめる「東京の新名所」を目指す。

 また、都心では希少な約1万坪の広大な敷地面積を活かし、商業施設部分には、ファストファッションやヤングファッション等を集積するほか、エリア最大級のフードコートや飲食店舗、エンターテインメント施設を誘致するなど、何度訪れても楽しめる時間消費型の施設を目指す。また、オフィスビル部分は、フジテレビジョンを核として、情報発信の場に相応しい快適なビジネス空間を提供する。

 環境面においては、外構部はもとより屋上にも広範に緑を配し、屋上庭園として一般に開放するとともに、屋上農園を設置し、野菜の栽培も計画。さらに、太陽光発電や風力発電設備の設置など、地球環境に配慮した設計とする。


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