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<アジア市場>タタ・スチール、10―12月期は減益も業績期待

ABN Newswire
記事提供:ABN Newswire

 Sydney, 2010年2月17日, (ABN Newswire) - 休日明けの昨夜のウォール街は反発した。力強い地方製造業データや収益結果により心理が押し上げられ、3ヶ月間で最大の一日あたり上昇率となった。

 火曜日のアジア各市場は値を上げて取引を終えた。中国・香港・台湾・シンガポールなどの市場が閉場となっており、取引量は少ない状態が続いた。金融・資源部門からの好調な先導により、日本の日経は0.2%上昇、韓国の Kospi は0.5%上昇した。リスクに対する積極性が回復し、一次産品価格は上昇した。香港とシンガポールの株式市場は水曜日に取引を再開する。

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 Tata Steel (BOM:500470) は10月-12月期において47億2,000万ルピーの連結純利益を報告した。これに対し昨年は81億4,000万ルピーであった。しかし中国やインドで堅調な需要が見られることやヨーロッパが辛うじて不況を脱することから、インドの同鉄鋼メーカーは3月までの3ヶ月における業績が押し上げられるものと見込んでいる。また同社は再編計画や上昇する鉄鋼価格からの利益を受ける可能性もある。

 昭和シェル石油株式会社 (TYO:5002) は同社の過剰精油能力を削減するため、子会社の東亜石油 (TYO:5008) が運営する精油所を来年閉鎖する計画を立てている。これにより同グループの国内精油能力は約23%低下することとなる。新日本石油 (TYO:5001) ・新日鉱ホールディングス (TYO:5016) ・コスモ石油 (TYO:5007) などの精油企業がペースの遅い石油需要のなかでの再編計画を実施したことから、この決定がなされた。

 三井物産 (TYO:8031) は、天然ガスに対する需要増が見込まれることから、米国ペンシルベニア州のMarcellus Shale ガスプロジェクトでの開発・生産に参加すべく約14億米ドルを投資する予定であると語った。同社が管理するジョイントベンチャーは、米国の Anadarko Petroleum Corp. (NYSE:APC) が保有する同プロジェクトにおける32.5%の権利を取得する予定である。

 韓国の STX Group は水曜日、 Daewoo Engineering & Construction (SEO:047040) の買収に関心があると語った。 STX は、 Daewoo Engineering の親会社 Kumho Asiana Group の主要債権者である Korea Development Bank と本件について話し合った。一方、建設会社によって構成される米国の民間ファンド TR America consortium は、 Daewoo E&C における企業支配権に対する同社のオファーを見直した。

 シンガポールを拠点とするエンジニアリング・掘削装置建設コングロマリットである Sembcorp Industries (SIN:U96) は、同社の中東事業を更に拡大する予定である。 Sembcorp はオマーンの Sohar 工業港での水道・ユーティリティサービスの運営に対する入札を提出した。同グループは、来月のアブダビでの Shuweihat 3 、オマーンでの Duqm ・ Al Ghubrah など更なる IWPP にも目を向けている。


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