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携帯メール設定サービス開始、携帯85%以上をカバー

 【プール(英ドーセット州)20日PRN=共同JBN】 WDSグローバル(WDSGlobal)社はこのほど、携帯電話の利用者が迅速かつ容易に自分の電子メールアカウントを利用できるようになる強力な電子メール検索サービス「サービスマイン(ServiceMine、登録商標)Eメール」を開始した。「サービスマイン・Eメール」はユーザーが電子メールアドレスとユーザー名を入力するだけで、POPやIMAPプロトコルを使っている世界の85%以上の電子メールアドレスの接続設定手順を送り返してくれる。このサービスを使えば、モバイル接続事業者、携帯電話メーカー、プッシュ型電子メール業者、ならびに電子メールのアグリゲーターなどが携帯電話の利用者に対して携帯メールの利用を増やすように働きかけることができる。

 企業利用以外では、携帯メールの利用は業界の期待ほど伸びなかった。その理由は消費者を対象にした携帯メールの事業展開では接続設定やサポートが携帯事業者あるいは一部の大手電子メール業者に限られていたからである。こうした戦略では現在ユーザーがアクセスしている何千という電子メール・サービスプロバイダーからなる電子メールの「ロングテール」に働きかけることができない。

 WDSグローバル社のデイビッド・フォークス=ジョーンズ最高経営責任者(CEO)は「何千という電子メールサービスの選択肢がある中で、消費者はさまざまな電子メールアカウントを利用するためのサポートをもっと期待している。しかし、必須である接続設定のサポートがなければ、電子メールを利用するために携帯電話を設定するのは複雑なものである。受信・送信サーバー名、暗号化タイプ、さらにポート番号についての知識が必要となる。これはメール利用にとっては大変な障害で、消費者のほとんどは途中で設定を止めてしまう」と説明した。

 同CEOはさらに「サービスマイン・EメールはほとんどのPOP、IMAPアドレスの接続設定を数秒で終わらせることができる。このサービスは携帯業界が電子メールのロングテール効果を利用してきるだけ多くの契約者をサポートできるように始められた。同サービスは、ユーザーの電話機とネットワークの両方の認証を有効にする設定を実行するのに最小限のエンドユーザー情報を必要とするだけだ」と述べた。

 サービスマイン・Eメールは携帯上で動作する設定ウイザードと一緒に使うことが可能で、ユーザーを設定プロセスにそってガイドできる。これによって必要な設定ファイルを検索したり、ネイティブ・クライアント、プロプライエタリ・クライアントまたはウェブメール・サービスを自動入力できる。さらに、このサービスは既存のサポートセンターやウェブ上のセルフサービス環境としても展開することが可能で、これを使ってサポートセンターの担当者やエンドユーザー自身が電子メールの設定に関する必要事項を迅速に解決し、モバイル電子メールサービスを利用できるようになる。詳しい情報はウェブサイト(http://www.wdsglobal.com)を参照。

 ▽WDSグローバル社について
 WDSグローバル社は1995年以来、携帯事業者、携帯電話メーカー、サービスプロバイダーが消費者に対してより収益性の高いサービスや製品の提供を行えるよう協力してきた。WDSグローバル社が提供するものはエンドユーザー、機器、サービスの管理のための業界で最も完全なソリューションであり、携帯電話の認証・品質検証テストから携帯電話管理、ユーザーサポートまで含まれる。


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