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豪ディーコンズ、ノートン・ローズ・グループと合併

 【ロンドン23日PRN=共同JBN】国際法律事務所のノートン・ローズ・グループは23日、ディーコンズ・オーストラリアがノートン・ローズ・グループに加わると発表した。この決定は2009年6月22日にそれぞれの事務所パートナーによる投票が成功裏に完了したことに基づく。この新しい国際法律事務所はノートン・ローズ・グループの名称で2010年1月1日に発足する。

 新ノートン・ローズ・グループは4億2000万英ポンド(8億6400万オーストラリア・ドル)の売上高となり、世界29のオフィスに1800人以上の直接費用を受け取る弁護士を擁することになる。アジア太平洋地域ではバンコク、北京、ブリスベーン、キャンベラ、香港、ジャカルタ、メルボルン、パース、上海、シンガポール、シドニー、東京に700人以上の弁護士を擁する。

 ノートン・ローズ・グループは2010年1月1日からピーター・マーター現ノートン・ローズLLP最高経営責任者(CEO)がCEOを務め、現在ディーコンズ・オーストラリアの最高責任パートナーであるドン・ボイド氏がグループ副CEOに就く。ノートン・ローズLLP会長のスティーブン・パリッシュ氏はノートン・ローズ・グループの会長に就任する。

 ノートン・ローズ・グループは2つの極めて成功している法律事務所の伝統、力、規模、能力を統合した法律サービスにおける重要なグローバルプレーヤーになる。グループは共通の世界的抱負、顧客へのサービスの質、価値、システム、手順を持つ。

 ピーター・マーターCEOは「われわれは、業務を発展させ顧客に対するサービスの深さと幅を改善したいとの同じ世界的抱負を共有している。今回の動きによってわれわれの国際的カバー領域は強化され、とりわけアジア太平洋地域には最高の人材をそろえた法律事務所の一つを創り出すことになる」と語った。

 同CEOはさらに「世界の経済的動きは東へ向かっており、われわれの業務を発展させるため、アジア太平洋地域でわれわれのリソースを大幅に増やす必要があることを理解していた。アジア太平洋地域全体でグループの能力が増加することによって今後一層の発展と拡大の基礎がしかれるだろう」と述べた。

 ディーコンズ・オーストラリアのドン・ボイド最高責任パートナーは以下のように語った。

 「協議が始まった当初からすぐに、双方共通の世界的抱負を持っていることが明らかになった。とりわけ将来予測される成長市場についてで、それはすなわちアジア太平洋である。われわれは法律事務の面でも地理的拡大の面でも成長戦略に関する強い願望を共有した。事業面では切実だし、ともに働くシナジーは説得力がある」。

 ディーコンズ・オーストラリアは今年末にディーコンズ香港閉鎖の手続きをした後ノートン・ローズ・グループに加わる。


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