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米ボーイングが予測、新造機市場は今後20年で339兆円規模に

 【英ロンドン7月9日】米ボーイングが発表した2008年度最新市場予測によると、新造機市場は今後20年間で3兆2000億ドル(339兆2000億円)規模になる見通し。原油価格の高騰などによる影響から低効率機材から新造機への切り替え需要が高まると認識。これを受けて同市場は活性化され、今後20年間で約339兆円規模になると算出した。この市場予測の詳細はボーイング社のホームページ(www.boeing.com/commercial/cmo)で確認できる。

 同予測では、2027年までに必要とされる新造機数は、旅客機・貨物機を合わせて2万9400機と見込んでいる。世界的な景気低迷、燃料費高騰、地域的な運航需要の伸び悩みなどの懸念材料により、効率のより新造機への切り替えが高まると見ている。同社の調べでは2008年の新造機への需要率は前年予測の36%を上回る43%となっているという。

 また今後20年、アジア太平洋地域の新興マーケットにおける国内及び地域内運航便数が増加することによって、機数ベースでは単通路型機のデリバリーが多くを占めるとし、世界各地のLCC(ローコスト=格安)航空会社の継続的な成長を遂げるなどの予測を立てている。


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