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ケヴィン山内の英語まめ知識

外国人に日本語の1、2、3~を教える

 日本へ来る外国人の観光案内をしている英検1級のガイドさんから教えていただいた話をしましょう。バスの中でちょっと時間が空いた時お客様に居眠りさせない為に面白くて、しかも読者の皆さんのためにもなる日本語の数詞を英語で憶えてみましょう。 

 itchy,knee,sun,she,go,lock,Nana,hatch,cue,Jew です。外国人は1の発音をitchyと発音してもそれが日本語の1の意味であると憶えるのは容易ではありません。

 例えばNanaは何だったっけ、という事と同じだからです。だからガイドさんは最初から身振り手振り、つまり動作でお客さんに順序を憶えてもらうのです。

 itchyはぼりぼり体を掻きながら、kneeは膝を叩きながら、sunは上を指示して、まさか股の間を指示してsonとは教えられないでしょう?sheは女性へ手を差し出し(女性をゆびでさしたら失礼なので)、goは歩く動作、lockはロックする動作、でもrockはいけません。むしろこの発音はラックに近く日本語の六の発音に似ていないからです。Nanaは女性の名前でNana lucky 7と続けて発音してもらいます。hatchは飛行機や船などの入口ですからバスの入口を指示して、cueはキューと発音しますがビリヤードの玉突き棒の事なのでその仕種をします。Jewはユダヤ人の意味です。10は数の最後なので ten Jewと憶えてもらいます。なお、0はズィロウと正式には発音しますが、すでに日本語でもゼロと言っているので余り問題にならないと思います。

 どうですか皆様も一度正しい英語の発音で練習してみませんか。お子さんに教えてもいいのでは。

本紙2008年5月17日付(2076号)掲載





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