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ケヴィン山内の英語まめ知識

2007 流行語大賞

 今年も間もなく過ぎようとしています。例によって流行語大賞候補が沢山出ましたね。小さいのまで入れると60語位が出ていますが、この殆どが消えてしまいます。ビリーズブートキャンプも大人気でしたが、もう誰の口にも出ませんね。一年も持たないですね。だから一年の後半に流行った言葉の方が何か得するように思います。

 ところで「流行語」は英語で何と言うのでしょうか? 辞書にあるのは「Words in fashion」です。in fashionは「流行の」という意味で、会話では「それ今流行ってるヨ」という口語表現で「It’s in」ですが本当はinのあとのfashionが省略されているのです。でもアメリカ人が良く口にするのは「fad」です。ことばに限らず流行ったものは何でも、例えばフラフープだとか抱っこちゃんは全部fadと言います。皆様の知っている単語を使いたければ「trendy phrase」でしょうか。両方の単語を使いたければ「fads and trends」という表現もあります。スラングで言うとしたら「hip lingo」でしょうね。

 さて、では「KY=空気が読めない」は直訳すれば「He can’t feel the mood」でしょうがそういう機転のきかないヘマな奴は「tactless」と呼ばれています。それは「tact」が「人をそらさない、如才のない」という意味があるからです。最後に「関係ねぇー」は誰の前でも使える、そして試験に出ても大丈夫な表現で「It doesn’t matter」で終わりましょう。
 
 皆様ご精読ありがとうございました。来年も楽しいものを出します。ご期待下さい。         


本紙2007年12月17日付(2061号)掲載





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