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ケヴィン山内の英語まめ知識

日本語になった外来語 (3)

 途中ですが、今まで私が述べてきたなかでエジプト語、シュメール語、ヘブライ語などの古代言語が中国語や日本語になった話は、この世界では高名なそして私が敬愛する歴史・比較言語学者の川崎真治氏の学説によるものです。
 さて今評判の小説「ダビンチコード」に出てきますが十字架はcrucifixといい、その語源であるラテン語のクルティエールは拷問するという意味で、キリスト教徒でもそこまで知っている人は殆どいないと書いてあります。辞書を見ると近くにcruが接頭語になっている単語がいくつかありそのどれもが決して良い意味ではなく、例えばcrucifyは責め苦しめるという意味ですが日本語の「苦しめる」の最初がcruであるのに皆さんはお気づきですか?もっと言えば「くるし」まで一緒ですネ。
 

 メソポタミアの内陸の民は自分達のトーテムを牛冠にして牛族と言われ、日本にも伝わってきていて、戦国武将の兜の形になっています。そして河岸の民はトーテムを塩にしましたが、塩では形にならないので替りに猿をトーテムにしました。因みに塩はラテン語でsalといい、発音はサルです。不思議なのは塩も砂糖も英語ではSから始まり日本語では「さ行」で始まっていますが、今まで述べてきたように日本語のルーツを辿っていくと途中から英語のルーツが始まってくる事が皆様にもお判りいただけたかと思います。上述の塩、砂糖の日本語での「さ行」云々もあながち偶然の一致ではないように思いますが、皆様はいかがお考えでしょうか?





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