ケヴィン山内の英語まめ知識
農水省とイソップ物語
今巷で話題になっているものに農水省が民間へ払い下げた汚染米事件があります。問題は汚染米が食料としてではなく工業用のりとして正しく使われなかったことにあります。
払い下げられた汚染米を買った三笠フーヅは事実を偽って他業者へ転売しました。そうとは知らない加工業者はその汚染米を焼酎、せんべい、そして何とおにぎりにして販売し、それらの回収に多くの時間と経費を使わされ、その上に築いたブランドイメージを失ってしまいました。
汚染米の在庫を早くさばこうとした農水省と三笠フーヅの馴れ合い体質も大きな問題になっていて、何かイソップ物語の動物の名前が浮かんできてしまいました。
fox キツネですが、ずるい人、動詞はだます、~のふりをするがあります。肉をくわえて木の上にいるカラスをだまして、カーと鳴かせて落ちてきた肉を取ってしまったキツネの様な人は foxy と呼ばれます。全く関係ありませんが fox の俗語で色っぽい女なんていう意味があります。
rat ネズミですが mouse に比べると悪い意味によく使われます。裏切り者、密告者、タレ込み屋、卑劣な奴などがあり、動詞ではタレ込むになります。似た意味で whistle blower があり、内部告発者の事です。口笛を吹く人は何か言おうとしているのですね。
lion’s share 強い者が一番良い沢山の分け前を取ってしまうという意味です。
今回の事件の最後に lion’s share を取るのはやっぱり農水省でしょうか。
本紙2008年10月27日付(2092号)掲載
[PR]
バックナンバー
- 農水省とイソップ物語 2009.07.23 Thursday



