現在位置: HOME > コラム > ケヴィン山内の英語まめ知識 > 記事


ケヴィン山内の英語まめ知識

相撲スキャンダル

 以前から様々な問題を内包してきた相撲界、今度は暴力団を胴元とする野球賭博に13人が関係し、何とその中には大関や親方までが入っていた。過去の問題に対する裁断や処理に対し全く自浄能力の何ひとつも発揮しなかった相撲協会の理事達に替わり外部の委員が断を下すことになった。親方1名と大関は解雇、残りは名古屋場所出場停止、連座した力士の部屋の親方達は謹慎となった。そして国民の厳しい目に対しNHKは実況中継を中止した。日本独特の相撲界のことばも含め、英語で何というか少し考えてみましょう。

 野球賭博 gambling for professional baseball, 親方 stable master ステイブルマスター、stable には馬小屋の意味がある。SUMO body fires Otake, Kotomitsuki(読売新聞英語版から)bodyは体、胴体、死体などがあるが、この場合は「団体」の意味ですからJapan Sumo Association 日本相撲協会のこと。fireは動詞で首にする、解雇するのこと。

 NHK名古屋場所生中継せず NHK won’t show SUMO tourney live won’t はwill notで~しない、showは、他の新聞はここをcoverにしているが、showは放送する、上映の意味があり、cover も報道する、放送する、の意味がある。live ライブは「生の」の意味でつまり実況放送しないということになるわけです。Sumo tourney とは相撲トーナメントつまり名古屋場所ということになります。前後しましたが元検察(ex‐procecutor)の村山氏が協会理事長の「代行」をしますが、代行は普通皆様ご存知のreliefがありますがfill‐in 穴埋め、なんていう俗語もあります。

 ところで、相撲の語源を知っていますか。以前の号で書いた「日本語になった外来語」のシリーズを見て下さると興味がさらに増すに違いありませんが、日本古語で「争ふ」と書き「すまう」と、いや実際は「すまふ」と発音されていました。紀元前4,000年のチグリス、ユーフラテス河の両岸の国(メソポタミア、今のイラク)のシュメールでは闘うことを「シュマウ」と言っていたそうです。当時の壷にはフンドシ姿の力士が組み合っている図柄が残っていて、それがトルコ、蒙古そして韓国を経て日本に入ってきたのではないかと言われています。だから厳密には日本の国技とは言えませんね。

 閑散とした名古屋場所にならないよう願いますが、まだ今後も事件が起きそうですね。


本紙2010年8月7日付(2156号)掲載





バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の産業ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する