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小池安雲の色の魅力

第119章

 夕方になると外はすっかり暗くなりましたね。夏から突然冬になったような季節の変化に驚いています。世の中だけではなく季節もせわしなくなったのでしょうか。私もここ最近は忙しく、目の前のことをこなすのに精いっぱいの日々でした。そのようなときはトラブルも起こるもので、あまりのストレスに「もうだめだ!」と久々に弱音を吐いたほどです。

 ようやく落ち着いた先日、ストレスマネジメントのセミナーを視聴しました。ストレスにはマインドフルネスが良いと言われています。マインドフルネスとは「今に心を向けること」ですが、さらにその先があります。ひとつは「評価や判断を加えない」こと。事実に対して「悪い」とか「こうしなければ」と思わずにそのまま見つめる。もうひとつが「能動的に注意を向ける」。受動的すぎると他者の価値観に振り回されるため、自分軸で生きるには能動性が必要とのことです。たしかに、SNSやテレビなどは常に情報が溢れているため際限なく受け取ってしまうし、いったん情報を知ったら気になってしまうのが人間のさがです。

 忙しさがストレスになっていたときは、気分転換しようと思ってついSNSを覗いてしまい、さらに脳が働いてしまうという悪循環だったと気づきました。

 情報収集の色はイエローです。データを収集し、分析することに長けています。好奇心の色でもあるので、知れば知るほどもっと知りたくなるという刺激をもたらしますが、行き過ぎると刺激なしではいられなくなるという一面も持ちます。SNS依存などはまさにこの現象で、常に情報に触れていないとそわそわしてしまう、という状態に心当たりがある方はイエローが飽和しているとも言えるでしょう。対処法は、イエローの反対色にヒントがあります。イエローの心理的補色はバイオレットです。バイオレットは癒し、探求、没頭、夢や目的意識の色。世間とは適度に距離をとって自分に集中することで、精神的な癒しと鎮静をもたらします。

 イエローは楽しい色ですが、疲れたなと感じたらバイオレットの自分の世界に戻り、静かに自分と向き合いましょう。私も、自分一人の時間を意識することで元気を取り戻し、イエローの知識欲が戻ってきました。何事もバランスが大切ですね。

 ここでいつものワンポイントアドバイス。バイオレットは集中の色ですが、行き過ぎると周りが見えなくなります。みんなと仲良くしたいときは、使いすぎにご注意あれ!

2021年11月17日付・第2562号紙面より


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