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ボンバルディア機高知空港事故、ボルト・ナットの未装着が原因

 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は28日、昨年3月13日に高知空港で起きた全日空ボンバルディアDHC8-Q400型機の胴体着陸事故について、調査報告書を発表した。この事故は着陸時に前輪ドアが開かず前輪が格納されたまま前方胴体下部が滑走路に接触したもの。この時機長ほか乗務員3人、乗客56人の計60人が搭乗していたが、負傷者はなかった。

 調査報告によれば事故は前輪ドアの一部にボルト、ナット等が装着されていなかったため、前脚ドア開閉リンク機構の一部を構成するトグル・リンクのヒンジ部からのスペーサーが抜け出し、前脚ドア開閉リンク機構の動きを妨げて起きたことが原因で、当該部品は航空機製造過程の不具合修理において、再取り付けされなかったと結論付けている。

 以下の航空事故調査報告書一部抜粋。

 前脚ドアが開かなかったことは、前脚ドア開閉リンク機構の一部を構成するトグル・リンクのヒンジ部からのスペーサーが抜け出して、サポート・フィッティングと干渉し、トグル・リンクの動きが阻害され、かつ、このため前脚ドア開閉リンク機構全体の動きが拘束されたことによるものと認められる。

 スペーサーが抜け出したことは、ボルト、ナット等が装着されていなかったことから同機の運航期間中に前脚の上げ下げ、機体振動、機体加速度等の影響を受けて、トグル・リンクからスペーサーが徐々に機体後方へ抜け出す向きの力が働いたことによるものと推定される。


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