ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

自在スパナじざいすぱな(monkey spanner)モンキースパナともいう.各種寸法のナットと締付けに利用できるスパナの一種上仕上バイトじょうしあげばいと(smoothing tool)加工品の表面をなめらかに仕上げるバイトで,平先バイトはその一糧である.荒削リバイトよりスクイ角を少し大き目にとり,鋭利に研削し切込を浅くして使用する.定盤じょうばん(surfaceplate)鋳鉄製平板で裏に力骨を鋳出してある.工作測定に際しての基準面とし特にケガキ作業の場合に使用するまた,他の面の平面度を直接検査するのに利用される.鍛造用定盤は厚サ75mm位の鉄板で,曲リを検査し,あるいはこの上でつち打ちして薄板の曲リを直すスパナ(spanner,wrench)ナットを回転し締付けを行う工具.ずんどうヤスリ(bluntfile)直ヤスリともいう.幅が根元より穂先までほとんど等しいヤスリである.ただし厚サは次第に薄くなっているものと,中央部が少し厚いものとがある.タガネ(chisel,track-chisel,coldset)切断用鍛造.工具である.柄タガネと丸タガネがある.柄タガネには生切リタガネ,焼切リタガネがあって,生切りタガネは冷間,焼切リは熱間で切断に用いるものである.丸タガネは材料・り先端を円形に切断する時に用いるチャック(chuck)回転する万力とでも称すべきもので,これを主軸にとりつけて主としてツメと工作物との摩擦力で工作物(時として切削工具)をつかませる.四ツツメチャック,三ツツメチャック,生ッメ,両用,ネコ,コレット,マグネチック,空気,油圧等のチャックがある.チャックの大きさは外径の寸法(インチ)で表わすのが普通である突切リバイトつっきりばいと(cutting off tool)幅のせまい平先あるいは先尖リバイトで,旋盤にとりつけ横送リをかけ工作物に半径方向のミゾを切込あるいは切断するのに用い,手元に向つて逃ゲを与えてあるディバイダ(divider)普通のディバイダは,両端が鋭く尖っでいる.物差上の寸法や図面に描かれている部分の寸法を他に移し取るときや,線を等間隔に分割するときに用いる製図道具であるトイシ車といしくるま(abrasivewheel,emerywheel,grinding・wheel)砥粒を適当な結合剤で結合して,種々の形状に製作したもので,研削盤のトイシ軸に取付けて回転運動を与え研削作業を行なうもの。砥料,粒度,結合度,結合剤,組織,寸法,形状など腫々のものがあり,工作材料,研削方式などに応じ適当なものを選定して使用する.ドリル(drill)ボール盤で穴をあけるとき使用する工具である.トースカン(scribing block)ケガキ針を任意の高さに固定できるようにした工具で,針の先端で工作物の高サと物さしの高サとを比較するのに用いられる.